2025.6.1 榛名山縦走 B
山行名 榛名山縦走
山行日 2025年6月1日(日)
リーダー 牛山 誠
参加者 11名(男性3名 女性8名)
コース 榛名湖バス停-掃部ヶ岳-鬢櫛山-烏帽子ヶ岳―榛名富士―榛名湖バス停
歩行時間 6.5時間半(休憩含む)
コメント 高崎駅から乗ったバスは、市街地を抜けて緑の中を、標高を上げながら榛名湖バス停に到着した。ありがたいことに数日前までの予報が外れて、時折り晴れ間も覗く登山日和。榛名湖の向こうには、今回の山行で最後に登る予定の榛名富士が見える。その姿にテンションも上がって、支度を整え榛名山の最高峰である掃部ヶ岳山頂に向かって歩き始めた。
急登もあるが、標高差はそこまでないのでウォームアップになる。登ってみると頂上には木々が茂っていて眺望はもう一つであるが、緑が清々しく気持ち良い。次の硯岩では眼下の湖越しに榛名富士が、文字通り富士山に似た形を見せていて、皆が歓声を上げスマホを向けて美しい眺望を楽しんだ。そこからまた次の鬢櫛山そして烏帽子ヶ岳へ向かう登山道では赤い躑躅の花がたくさん咲いているのも見られ、榛名湖周辺では今が春の盛りのようだ。ミツバツツジやらゴヨウツツジやらと、葉の数を数えて皆で種類を判別したり、またヒトリシズカに似た花も咲いていて、その花の名前についても話が弾んだり、もちろん随所に牛山リーダーのダジャレも散りばめられて皆の笑いを取る。そんなやりとりも山行の楽しさである。
烏帽子ヶ岳では登山道入り口に鳥居があり、狛犬のような一対のお狐さんがややずれた形で座っていた。頂上直下には祠のような洞窟があり、その前にもたくさんの小さなお狐さんの置物がやや乱雑に積まれている。結構な急登の道だが、かつては願いを込めて人々が訪れていたのかな…などと登山が信仰であった時代に少し思いを馳せた。
烏帽子ヶ岳を降りると目の前に出てくる大きな山が榛名富士である。ロープウェイで登れる観光の山であるけれど、その堂々たる姿を見るとやはり登山道をしっかり踏みしめて登りたいと思った。さて、ラスボスの頂上には神社の建物があるもののお賽銭箱もなく三角点と手書きの小さな表示があるだけで、眺望も抜群というわけではない。ロープウェイ頂上駅の方が眺めが良いと聞きそちらに向かった。そこからはギザギザの妙義山をはじめ多くの山々、高崎の市街が見渡せて、再度皆の歓声とスマホのシャッター音が響いた。
その後下山して湖に沿った道路を歩いていくと、今回縦走した山々が現れた。榛名湖を取り囲んで、歩いて来た五座が目の前にあるという願ってもない景色に、皆でもう一度感動した。烏帽子ヶ岳はまさに烏帽子の形そのもので、その名付け方に感心したが、鬢櫛山というのは鬢を梳かす櫛なのだろうか…榛名山の掃部ヶ岳はどのような意味なのか…山は奥深し。
投 稿 者 SO
写真撮影者 参加者の皆さん