行ってきました 20.08.02 大滝沢本流(沢中級) B  

山行名   大滝沢本流(鬼石沢)(沢中級) B級(個人山行)
日 程   2020年8月2日(日)
リーダー  山田義正
参加者   5名
コース   新松田駅=大滝橋-大滝沢林道-畦ヶ丸登山道-一軒屋避難小屋(入渓点)-F2・10mスラブ滝-F3・20mスラブ滝-畦ヶ丸登山道-大滝沢林道-大滝橋=新松田駅
歩行時間  7時間30分(休憩を含む)
コメント   7/18(土)に予定されていた山行が雨天中止となったため、日程をあらためて個人山行として実施した。梅雨明け早々で、ずっと雨が降っていたため、水量がかなり多く、水流の勢いが強かったが、一方、石に付着している苔は少なかった。
 F2・10mスラブ滝ではロープを出して、水流が速く、足がかりや手がかりの無い一枚岩をフリクションをきかせて直登した。また、F3・20mスラブ滝の前半は直登し、後半はウォータースライダー状の急流で直登ができないため、少し右側に巻いた。リードがヌンチャクを付け、後続者はヌンチャクの前後でエイト結びをつなぎ替えるという技術を使用した。滝でずぶ濡れになって、かなり寒かった。
 沢を詰めた後、登山道に出るまでの足場の悪い急斜面を登る練習として、同じくエイト結びのつなぎ替えで登った。さらに、懸垂下降の練習を足場の悪い急斜面とF2・10mスラブ滝で行った。
 今回は、沢中級に必要な技術を学ぶことに重点を置いた。新たな技術を学ぶだけでなく、水に濡れたロープは滑りにくく、ハンドリングが難しいこと、足場の悪い場所では慣れているはずの動作でも手間取ること、確保者とクライマーが互いに見えない場合の対応など、沢での実地訓練ができたことは大変有意義であった。ひとつひとつの動作が確実にできるように、基礎練習の積み重ねが重要だと痛感した。
投稿者    片桐 元
写真撮影者  綿貫政夫、片桐 元

F2・10mスラブ滝を直登
F3・20mスラブ滝を直登 (1)
F3・20mスラブ滝を直登 (2)
足場の悪い急斜面をリードする
F3・20mスラブ滝を懸垂下降
F2・10mスラブ滝の前で集合写真

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