行ってきました。2021.7.25大滝沢本流下部F2, F3 C

山行名  大滝沢本流下部F2, F3 C 教育部沢講習(初級)

日 時  2021年7月25日(日)

リーダー 山田義正

参加者  11名

コース  大滝橋-畔ヶ丸登山道―一軒家避難小屋(入渓点)―F2,10mスラブ滝―F3. 20mスラブ滝(講習場所)―

     一軒家避難小屋―畔ヶ丸登山道-大滝橋

歩行時間 8時間30分(休憩含む)

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8時に小田急線新松田駅集合。メンバーは私を含む初沢登りメンバー4人を含む11人。初心者とは言え日和田山での岩トレを受けていることが参加条件。そろって西丹沢ビジターセンター行バスに乗り、大滝バス停でおり、9:35 AM登山開始。大滝沢を右手に見ながら、工事用の林道を1キロほど進み、畔ヶ丸へ続く登山道へ。登山道はおおむね整備が良いものの、崩れているところ、橋やはしごが流されているところもあり注意が必要です。鎖場もいくつかあります。塔ヶ岳に続くよく整備された丹沢の木道と比べると、より自然に近いと言えます。都会の喧騒と蒸し暑さを離れ、沢を渡る涼しい風、水の音、沢沿いの登山は快適。 沢沿いの登山道を1キロほど歩き、古いけれどもこぎれいな避難小屋が入渓点。登山靴を沢靴に履き替え、ハーネス、ヘルメットを着用し11:20AM沢登り開始。普通の登山靴では避けている水の中をじゃぶじゃぶ進みます。童心にかえり気持ちいいです。途中倒木がつまりダムとなっている地点では、岩場を乗り越えるようにして進みます。 気持ちよく沢を1キロぐらい歩いたところで10メートル滝の滝登りに挑戦。ここは日和田山での岩トレと同じトップロープをハーネスに取り付け確保してもらいクライミング開始。滝のすぐ右から登り始め。岩がもろくて掴んでも取れてしまうことがあったり、水しぶきがかかるところでは、どこに手がかり、足掛かりを取ってよいか見えずらい。しっかり確保してもらっているので、難しいところも三点確保で、安心してチャレンジ。前半の斜度がきついところでは時間もかかり、水もたっぷり浴びました。後半は斜度も緩むものの滝の表面がすべることに注意しながら無事完登。 時間がかかったものの全員無事に登り切り、すぐ上流の20メートルなめ滝に。こちらは、滝の端にヌンチャクを取り付け、確保ロープを通し、確保ロープにエイトノットをつくり、それをハーネスに装着、ヌンチャクの位置で、上部にエイトノットをつくり、切り替えて登って行きます。上部に登り、左にトラバースしていき、直登、最後は右に登るというジグザグコース。トラバース部分に足がかかり、手掛かりが少なく皆さん苦戦で、手掛かりはずれてロープで確保してもらう場面が何回かあり。自分も初めてのエイトノット交換のクライミング方法で戸惑うものの、一瞬手がかり外れかけた時に確保用ロープを引いてもらってバランスを取り直して完登できました。 昼食は各自空き時間に。山田リーダー、綿貫サブリーダーは、確保用ロープの設置、クライミング中のロープ確保で昼食の時間もありません。安全に登山できるのはリーダーの方々のおかげです。感謝。

全員第二の滝完登の後に、滝の上でATCを用いた懸垂下降の練習。懸垂下降は初体験なので、念入りに練習を行います。練習で自信がついたところで本番に、滝の水が流れるところが鉛直線でしぶきを浴びながら降りていきます。ロープが湿って、スムーズに降りていきません。腰に当てた左手でコントロールしなければいけないのに、右手を使ってしまいます。なかなか腰を下ろした姿勢も取れません。何とか20メートルを降りました。 その後、同様に10メートル滝も順次懸垂下降。2回目は短かったことと慣れもあり、1回目よりは上手にできました。 全員無事に二つの滝の懸垂下降を終えて、避難小屋まで沢を下ります。

避難小屋で着替えて、ヒグラシの涼しげな輪唱を聞きながら、バス停まで30分ほどで6 PM全員けがもなく無事下山。 この登山で行き会った登山者は畔ヶ丸に向かう若者3名、避難小屋よりも下流で沢登を楽しんでいた10名ほどのグループだけで静かな登山でした。心配していたヤマビルは全くいませんでした。大きなカエルがいたけど人畜無害です。

初めての沢登は、涼しくて爽快。安全にクライミングの練習もできて楽しいかったです。おいらく山岳会の山田リーダー、綿貫サブリーダー、山友に感謝です。次回が楽しみです。



投稿者 野崎哲也

写真撮影者 野崎哲也

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