行ってきました 2022.5.7-8 大峰山 B

山行名  大峰山 B

日 時  2022年5月7日(土)~8日(日)

リーダー 北澤 秀三

参加者  12名(男性3名、女性9名)

コース  大和上市駅(近鉄)=行者還トンネル東口―奥駆道出合―弥山小屋(宿泊)―八経ヶ岳―奥駆道出合―行者還トンネル東口=大和上市駅

歩行時間 初日 3時間50分  2日目 5時間半 (いずれも休憩含む)

コメント  「近畿地方の最高峰」「百名山」としても名高い八経ヶ岳(大峰山)。世界遺産に登録されている「大峯奥駆道」のルート上にも位置するという、そんな神秘的な八経ヶ岳に登ってきた。登山口からかなりの急登が続いたが、新緑と青空と白い雲の美しいコントラストに心が洗われ、自然と笑みがこぼれてしまう。「弁天の森」「聖宝ノ宿跡」といった要所で休憩を取りながら、無理のないペースで弥山小屋を目指した。ひっそりと咲く高原花、珍しいキノコ、枝が絡み合う不思議な樹木などを発見するたびに、「見て、あれ何かしら?」と驚きや感動を共有し合う仲間たち。岩場や長い階段も時折あったが、全体的に高原ハイキングを楽しんでいるかのようだった。ほぼ予定通りに弥山小屋に到着。寝床スペースにもゆとりがあり、快適に過ごせそうだ。17時に待望の夕食! 焼肉・シュウマイ・パスタなどプチ豪華なおかずに、ご飯をおかわりする人も続出だ。食後の親睦タイムでは自己紹介を行った。入会のきっかけが十人十色であること、ユニークな経歴の人がいることなどが分かり、興味深かった。また、病気やケガと闘いながらも「登りたい山に登る!」と強い意志を持っておられる方々のお話しには感銘を受けた。山仲間とじっくりお話しする機会に恵まれるのも、宿泊山行ならではの醍醐味だ。
翌日は4時起床。日の出情報を仕入れて、みんなで5時前に外に出たが、ご来光は拝めなかった。でも何事もトライすることに意味があるので、「残念だったね」「ドンマイ」と言いながら部屋に戻った。6時朝食7時出発で、いざ八経ヶ岳山頂へ。風も強い中でのスタートだったが、天気はどんどん回復した。山頂では360度見渡す限りの眺望が堪能でき、「素晴らしいわねぇ」「本当に来て良かった・・・」とみんな感動していた。名残惜しくも帰路につくことになった。
往復とも同じコースをたどったが、行きと帰りではまた違う景色に見えるのが不思議だ。最後の稜線で、「これで奈良の山々ともお別れね!」と言いながら、みんな写真を撮っていた。予定通りにタクシーに乗り、大和上市駅に到着。怪我やトラブルもなく、全員無事に下山できたこと、幸せな2日間であったことを心の中で噛みしめながら、山行リーダーの北澤さんにお礼を告げた。そこから先は、自由行動。もう一泊して古都巡りを楽しむ人、関西エリアの友人知人と旧交を温める人などもいた。「長距離遠征山行では、下山後にそういう楽しみ方も出来るんだなぁ」と新たな発見があり、またひとつ勉強になった。

投稿者 田中久留美

写真撮影者 北澤 秀三、鄧 子丹、田中 久留美

登り始めて1時間。「急登が終わってホッとしたわね」
弥山小屋での夕食。みんなニッコリ「いただきます」
夕陽を見に弥山神社へ。「幾つになってもアオハル!」
弥山小屋の建物全景。テント泊登山客も利用していた
32年前、(浩宮)天皇も宿泊された弥山小屋で記念撮影
寒さ対策も万全に、八経ヶ岳山頂に向かっていざ出陣!
ゆったりと草をはむ2頭の鹿に遭遇。「さすが奈良だわ」
遠くに見えていた山頂までもうすぐ。思わず笑みがこぼれる
八経ヶ岳山頂。達成感に溢れる、青の三人衆「ブルースリー」
八経ヶ岳山頂にて、「ビューティナインよ 大志を抱け!」
青空に向かってスッと伸びる樹木のカッコよさに見とれた
「さよなら奈良の山」と、最後にダイナミックな山並みを撮影

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