2023.4.13  高麗山 その2 

山行名  高麗山 その2 

山行日  2023年4月13日(木)

リーダー 吉野 誠

参加者  13名(男性4名 女性9名)

コース  大磯駅―高来神社―男坂―高麗山―東天照―地獄沢―けやき広場―浅間山―千畳敷―善兵衛池―東小磯―大磯駅 

歩行時間 5時間(休憩含む)

コメント  大磯の駅に元気に集まった参加者のおおかたの関心は黄砂だった。私自身、屋外活動で黄砂を吸い込むかもしれないと思うと少し気がめいったが、久しぶりの高麗山にウキウキした気持ちのほうが勝っていた。

高麗神社では神輿が用意され、二日後に迫った祭りの準備ができていたが、天気が大荒れになることを聞いていた私は、なんだか住民の皆さんが気の毒になった。神社の由緒書きには、昔から日本と朝鮮は文化交流が深く、相模国はじめ関東七州の高麗人を武蔵国に移して高麗郡(こまこうり)が置かれたこと(『続日本記』より)、奈良時代には高句麗が唐と新羅に滅ぼされ日本に難を逃れてきた人々も多く、高句麗王族の高麗若光も一族を引き連れ大磯に上陸し、日本に帰化したとあった。

歴史に思いをはせる間もなく、にわかに登山は始まった。リーダーから、今回は男坂からの一筆書き登山です、と説明があった。何?一筆書き?? 突っ込みたい気持ちもあったが、足元の男坂をシッカリ通過することに集中しそれどころではない。30分程の急登を頑張ると、その後は起伏のある柔らかい山道となり、リーダーの言葉通り一筆書きに山を大回りしながら進んだ。リーダーが随所で語る変わった名の草木や地名の話は、軽妙な語りが面白可笑しく、単調な歩きから私たちを和ませてくれた。

最後に到着した湘南平には残念なことに、いつもの群青色の海はなかった。晴天にも関わらず黄砂が光を遮り、空と海はその境も見えないまま、薄汚れた埃に包まれていた。

投稿者    中澤 正子

写真撮影者   中澤 正子  平山 典男

高来(高麗)神社に参拝して
男坂を登る
変わったサクラ(ウワミズザクラ)を見る
浅間山にて一等三角点あり
湘南平にて
黄砂で霞んだ伊豆半島方面

「行ってきました」一覧表に戻る