2023.6.25 渋谷から原宿 D
山行名 渋谷から原宿 D
山行日 2023年6月25日(日)
リーダー 北澤 秀三
参加者 28名(女性20名 男性8名)
コース 渋谷駅南口 ー 豊栄稲荷神社 ー 金王八幡宮 ー 隠田神社 ー 長泉禅寺 ー 明治神宮
歩行時間 4.5時間(休憩含む)
コメント 本日は渋谷、原宿の5つの神社仏閣を巡るタウンウォーキング。梅雨の晴れ間で渋谷駅に集合すると、じっとり汗ばみ先が思いやられます。
まずは渋谷警察署の上の豊栄(トヨサカ)稲荷神社へ。こちらには庚申塔が13も納められていて、江戸時代の農村の庚申信仰の隆盛振りがうかがえます。
次にお隣の金王八幡宮へ。渋谷の総鎮守です。茅の輪が置かれていて皆で茅の輪くぐりをしました。こちらは渋谷氏の祖の子ども、金王丸から名前を取ったそうです。
その後六本木通り、青山通りを横切り、明治通りの手前を右に折れて突き当りの穏田(オンデン)神社へ。この地は徳川家康が本能寺の変の際に命からがら関東へ逃げ帰った時、伊賀越えで功績のあった伊賀衆に下げ渡されたそうで、その氏神様を奉った神社です。伊賀衆だけに穏田=隠田で隠し田があったのでは?と想像したくなります。
明治通りを渡って長泉禅寺へ。こちらのお寺は金王丸の守り本尊「観世音菩薩」をまつっていたとか。金王八幡宮と繋がりました。それにしても暑い。
明治通りから表参道へ折れて、明治神宮の大鳥居へ。明治神宮の森に入ると涼しい風が吹き渡り生き返った心地です。御苑に入ると南池のスイレンが満開でした。花しょうぶは盛りを過ぎていましたがまだまだきれい。清正井(きよまさのいど)はインバウンドで大行列でしたが我慢して列に並び、冷たい湧き水に手を浸して一服の涼感を楽しみました。清正井は加藤清正が掘らせた井戸だそうですが、林の中を7~8m下った窪地から水が湧き出していて、清正以前から自然と滲み出していたのではないかと思われます。
林の中をよく見ると梅雨の今しか見られない準絶滅危惧種のタシロランが咲いていました。さすが明治神宮の森は武蔵野の自然を良く保全していますね。
そして本日最後の目的地、明治神宮に参拝、会山行の無事を祈念し、原宿駅前で解散しました。
江戸時代、原宿から渋谷方向を眺めると、真ん中を渋谷川が流れ、周りには田んぼが広がり、渋谷村の家々が点々とある先に金王八幡宮の鎮守の森が見える、といった風景が想像出来るタウンウォーキングでした。
投稿者 前田 正史
写真撮影者 前田 正史
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