2023.7.01~7.03 姫神山・岩手山 B

山行名  姫神山・岩手山 

山行日  2023.7.01~03(土・月)

リーダー 東 弥生

参加者  15名

コース  

1日目:盛岡駅=姫神山一本杉登山口―一本杉コース―姫神山―城内コース―城内登山口=盛岡駅前泊

2日目:盛岡駅前泊=岩手山馬返し登山口―柳沢コース―八合目避難小屋―岩手山―八合目避難小屋泊

3日目:八合目避難小屋泊―岩手山―焼走りコース―焼走り登山口―国際交流村=盛岡駅

歩行時間 1日目:4時間   2日目:5時間   3日目:5.5時間 

コメン 
 姫神山はピラミッドのような美しい三角形の山。山頂部には畳大の大きな岩がいくつも重なっている。 昔話では岩手山に捨てられた悲しい過去を持つ山で山頂の岩に立つと岩手山を正面に捉えることができる。
 岩手山は岩手県最高峰で独立峰。「南部片富士」と呼ばれ数回の噴火を繰り返したことで複雑な地形が形成された複式コニーデ型の火山。焼け走りコースのコマクサ群落は日本一とも言われる花の名山。

1日目:姫神山(1123.6m)200名山 
 一本杉登山口から樹林帯の登山道が始まり、樹齢250年と言われる一本杉は周囲の杉とは比べ物にならない程立派。ほどなく、ざんげ坂と名の付く急な階段状の登りに入る。蒸し暑さの中、時々吹き抜ける風の爽やかさを感じながら登った。オオヤマオダマキ、ウスユキソウなどの花に癒されながら山頂へ。江戸時代共に「南部三霊山」と呼ばれた岩手山、早池峰山を山頂から望み、360度の展望が広がっているはずだったが、この日は時々雲の切れ間から見える山並みを楽しみながら昼食をいただいた。

2日目:岩手山(2038m)100名山 
 馬返し登山口(630m)山頂までの標高差は1408m。岩手山ではストックのラバーキャップを外してはいけない。S大先輩のことばに全員落とさないようキャップをストックの先端にテーピング固定して出発。展望の良い急峻な露岩帯は振り返りながら景色を楽しんだ。前日に登った姫神山も時折雲の切れ間から姿を現してくれた。8合目避難小屋に荷物をデポしてから薬師岳山頂へ。幸い風の影響もなく登頂してお鉢巡り。キバナスミレが咲き乱れる外輪山中央部の登山道が印象的だった。夕食は各自が持参した食料を食べ、多少背負って来たアルコールで大盛り上がり。低気圧の影響で夜中は強風が吹き荒れてはいたが月も見ることができた。

3日目:岩手山下山
 昨日とは打って変わって、強風と小雨の中を焼走り登山口に向けて出発。通過地点の外輪山に登ると飛ばされそうな強風のため、急ぎ足で後にする。途中からは風雨も落ち着き、コマクサの群落ほか、たくさんの花々を楽しみながらケガすることなく全員が下山。経験豊富な先輩方の助言で楽しい3日間の山行となった。

投 稿 者 久保 佳奈子

写真撮影者 福田 明彦  菅野 浅代  久保 佳奈子

どこまで続くざんげ坂
まだまだこれから~
岩手山はどこかな
ラバーキャップは固定して出発
眺めは最高!! 姫神山は見えるかな…
綿毛のチングルマ…あの山は?
荷物はデポして山頂へ
外輪山….思ったほど風は吹いていない
雨あがり…第一噴出口跡から.
無事登頂!!