2023.7.23~24  浅間山・Jバンド B

山行名  浅間山・Jバンド 

山行日  2023.7.23~24(日・月)

リーダー 保科 美喜子

参加者  12名 (男性3名 女性9名)

コース  
1日目:田中駅=池の平湿原周回―東篭ノ登山―水ノ登山―高峰温泉泊 
2日目:高峰温泉宿―車坂峠―トーミの頭―黒斑山―蛇骨岳―Jバンドー湯ノ平口―天狗温泉=佐久平駅

歩行時間 1日目:5.5時間(休憩含む)   2日目:8時間(休憩含む)  

コメン 1日目:10:00 天気の心配もなく、「今日は明日のための足慣らしです。」のリーダーの声に安心してスタート。
 まずは池の平湿原半周、ウスユキソウ、タカネナデシコ、ハクサンフウロ、コマクサ等々の花々に心躍らせての歩き。そして、高峰温泉へ。思いのほか木の根やゴロゴロした石たちに、足慣らしにしては少しハード?と思っていると「しーっ、キジ」の声、茂みの中に大きくて長い尾の綺麗な鳥。男性が写真を撮っている。そーっと通り過ぎる。その男性によるとヤマドリとのこと。後で調べると、名前は有名だが、野外で出会うのは困難な鳥だそうです。
 宿の温泉に癒され、美味しい夕飯を食べ幸せに就寝。

 2日目:6:30 宿から徒歩で車坂峠へ。登山口より中コースで350m程登り、岩だらけの標高2,309mのトーミの頭に到着。絶好の天気の中、すぐそこに浅間山の絶景。20分程岩稜を歩き、コースで最も高い標高2,404mの黒斑山(くろふやま)に到着。深く切れ落ちた崖の下に、のどかな湯の平もよく見え、雄大な景色が心地良い。
 黒斑山から、20分程の蛇骨岳(2,366m)、さらに25分程の鋸岳(2,254m)へと、岩稜の下りがスタート。SLから「歩幅を狭く」とアドバイスを受け、SLと同じ位置に足を置くが、時々バランスを崩すので、ついつい歩幅を広げてしまう。つづら折りでテンポよく下る。下り坂を崖ぎりぎりでターンする時、私は、そのまま落ちそうなので、崖から離れた手前の岩場の上をゆっくり通過。「自分のペースで安全に進んで下さい」とのリーダー・SLの声が繰り返され、前との間隔を気にせず進んでいける。火口2キロのところに看板があり、先頭のSLより「火口2キロ以内に入りました」の周知の声。終点の鋸岳からすべての岩稜の下りルートがよく見える。私の感想は、「こんな難しそうな岩稜を本当に下ったのかなあ?」
 鋸山からの絶景を堪能した後、集合写真。谷の滞在時間を少しでも減らすため、炎天下の中、風通しの良いところに少し戻って、ヘルメットを被っての少し早い昼食。
 最後の急な下りのJバンド。こんなところ、ロープなしで降りたことがなく、得意のへっぴり腰に。岩を両手で必死につかみながら、恐る恐る足を動かす。だんだん難易度が減っていき、何とか無事終了。遮るものがないので山がとても近くに感じ、通過した岩稜がきれいに見える。浅間山は、花の色や緑が濃く綺麗とのこと。歩いている間、たくさんの花の名前が飛び交っていたが、私が覚えられたのは、女子サーカーの「ナデシコ」だけ。「私も最初は覚えられなかった。でも、歩くことに余裕が出てきて覚えられるようになった」と先輩の声。
 長い平坦な下りに、声がなくなっていったが、不動の滝、火山館の冷たい水で英気を養い、予定より30分早く天狗温泉に到着。解散の後タクシーが来るまで、温泉とコーヒーフロートやビールなどでゆったり過ごす。おいしい水で入れたコーヒーフロートが大好評。

 火口周辺規制区域や長い岩稜の下りなどで、リーダー・サブリーダーはとても気を使い、いつも以上に疲れたかと思います。このような魅力満載の山行に参加させていただきありがとうございました。

投 稿 者 中島 美由紀、 吉見 晃

写真撮影者 野口 順子

1,ハクサンフーロ
2.池の平展望デッキにて
3.東篭ノ登山から七千尺コースへ
4.東篭ノ登山山頂
5.水ノ登山からの下り
6.クルマユリ
7.トーミの頭
8.外輪山縦走
9.外輪山縦走 (2)
10.迫力の浅間山
11.鋸岳
12.Jバンド分岐
13.Jバンドを下る
14.湯の平