2023.7.21~23 鶏冠尾根~甲武信ヶ岳 A

山行名  鶏冠尾根~甲武信ヶ岳 A

山行日  2023年7月21日(金)~23日(日)

リーダー 鈴木武夫

参加者  8名 (男性5名、女性3名)

コース  1日目:高尾駅北口=西沢渓谷駐車場一テント(泊) 
2日目:西沢渓谷駐車場―鶏冠山―木賊山―甲武信小屋(泊)
3日目:甲武信小屋―甲武信ヶ岳―甲武信小屋―徳ちゃん新道―西沢渓谷駐車場=高尾駅北口

歩行時間  1日目:0分 2日目:8時間40分(休憩含む) 3日目:4時間40分(休憩含む)

コメント 
日本100名山のひとつ甲武信ヶ岳に、一般的な登山コースではなく、「難関ルート・鶏冠尾根」から登ることになった。テント初体験だったが、参加メンバーの方々がアドバイスしてくださり、無事に自分のテントを組み立てることができた。食事と適度なアルコールで交流を深め、明日に備えて「おやすみなさい」。意外にも熟睡することができて、翌朝4時前にはバッチリ目覚めることが出来た。
2日目は5時に出発。オーソドックスな登山口をいくつか通りすぎて、二股吊り橋を渡り、いよいよ鶏冠山登山口に到着。「十分な装備と経験が必要です」と書かれた看板に、思わず身が引き締まる。難しい渡渉に出くわすが、踏む石を慎重に選びながら、みんなクリアしていく。ためらっていると、「ほらつかまって」と手を差し伸べてくれた。その後、岩稜帯が次つぎと現れ、両手両足を使って必死に登っていく。ロープや鎖がぶら下がっている急斜面もたくさんあり、「ここに足をかけるといいわよ」という声を頼りにチャレンジ。岩トレやインドアクライミングで学んだことも思い出しながら、難関箇所を着実に登り切っていく。そして第一岩峰、第二岩峰と制覇するたびに、みんなの表情にも笑顔があふれた。鶏冠山の最後のピークを踏んで、いよいよ木賊山を目指す。「尾根の取りつきに迷う登山者が多い」と聞いていたので、私たちも地図で確認し、軌道修正も行いつつ歩を進めた。途中で小雨がパラつく場面もあったが、みんなで励まし合いながら、木賊山へ到着! 甲武信小屋まではすぐだった。そしてお楽しみの夕食は、秘伝の特製カレー。みんなで美味しくいただき、食後はホットワインで乾杯。ほんのり甘くて温かな赤ワインが、今日一日頑張った身体を優しくいたわってくれた。
最終日の朝、美しい日の出を見届けて朝食をいただき、6時に出発。気持ちの良い樹林帯の中をみんな颯爽と歩いていく。白いブーケのようなシャクナゲのトンネルを通過。「6月がピークなのに、これほどキレイなシャクナゲを鑑賞できてラッキーね」と喜び合った。頂上では青空に白い雲が広がり、集合写真もくっきり撮れた。金峰山、瑞牆山をはじめ、周囲の山並みを堪能したあと下山。鶏冠山と木賊山の全容が見える場所で休憩したが、「あんなスゴイところ、よく登り切ったわよね」と自分たちを褒めたくなった。復路は「徳ちゃん新道」を利用したので、心に余裕が生まれて会話もはずんだ。下山後は近くの温泉で汗を流し、みんな達成感と満足感でいっぱいだった。とてもチャレンジングな山行だったが、事故やケガに見舞われることなく全員無事に帰還することができた。素晴らしい参加メンバーの皆さん、そしてリーダーの鈴木さんに、心から感謝申し上げます。

投稿者 田中久留美

写真撮影者 鈴木武夫、佐藤淳、田中久留美

1 二股吊り橋を渡って
2 勢いのある川の渡渉にドキドキ

 

3 いきなりの急登にびっくり

 

4 鶏冠山ピークにて

 

5 こーんなスゴイところ登ってます

 

6 やっと木賊山に到着でホッ!
7 甲武信小屋からの朝焼け

 

8 お世話になった甲武信小屋でパチリ
9 展望エリアで撮影タイム
10 甲武信ヶ岳山頂ヤッター!
11 下山途中で見る鶏冠山
12 紙の地図を広げて山名を確認
13 名残惜しくも西沢渓谷に戻る
14 美しく咲き誇るシャクナゲ

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