2023.8.7 江の島の夕食と鎌倉ぼんぼり祭り D

山行名  江の島の夕食と鎌倉ぼんぼり祭り D

山行日  2023年8月7日(月)

リーダー 藤田幸子

参加者  19名 (男性3名 女性16名)

コース  片瀬江ノ島駅―弁天橋-江の島・下道―御岩屋通― 奥津宮―稚児ヶ淵―岩屋―戻り、山ふたつ―中津宮―辺津宮―仲見世通―各自食事―弁天橋集合―江ノ電江ノ島駅=鎌倉駅―八幡宮(ぼんぼり祭り)―鎌倉駅解散

歩行時間  5時間(休憩・夕食時間含む)

コメント 
催行の前日にリーダーから、べんてん丸の欠航と天候不順と熱中症警戒アラートによる、「参加再確認」のメールがあった。13名が辞退されて、参加者は19名になったという。猛暑覚悟で午後2時、片瀬江ノ島駅を出発。若者で溢れる弁天橋は、心地よい潮風が吹き渡り、閉ざした渡船場を横目に、江島神社参詣の「青銅の鳥居」を目指す。
正規の急階段コースを避けて、右手の下道のくねくね曲がる日陰の坂道を上がり「奥津宮」へ。参拝し、ふと見上げると天井の亀と目が合う!イラスト的で愛らしいが、原画は酒井抱一作の「八方睨みの亀」という逸品だった。その隣の洞窟のような祠の上では龍が、今、地下から這い上がって来たかの様相で睨んでいる。これが龍宮(わだつみのみや)で、龍神エネルギーのパワースポットだ。大河ドラマで名を馳せた北条氏の家紋は、この龍のウロコ3枚から成るそうだ。
海鮮ものの飲食店がひしめく御岩屋通の急階段を下り、べんてん丸で着く予定だった「稚児ヶ淵」を見下ろす展望所に到着。台風の影響で波風が強く、遊歩道は立入禁止だが絶景だ。希望者13名で岩屋を巡る。海食洞窟の長い地下通路の奥に祀られている江の島縁起の龍宮大神は、さっき歩いて来た奥津宮や龍宮の真下になるそう。地上と地下の世界が一体となり、実によくできた仕掛けだ。洞窟巡りの後、全員揃って御岩屋通の急階段を上り返す。「山ふたつ」という島を二分するくびれ部分から真下の断崖を眺めた後、展望灯台のある頂上へ。
中津宮に下り水琴窟に耳を傾ける。中津宮広場で60年前の東京オリンピック開催時に造られた日本初の競技用ヨットハーバーを見下ろして一休み。その後、奉安殿と辺津宮に参拝して江島神社の三社を、殆ど下り階段利用の楽な行程で全て回ったことになった。仲見世通りで4時20分一時解散し、お待ちかね!各自の好きなお店で海の幸の夕食タイム。1時間後に集合して、駅舎も車両も一昔前の風情の江ノ電に揺られ、鎌倉へと向かう。
夕暮れの段葛をそぞろ歩きし鶴岡八幡宮に到着。夜7時半の再集合まで各々自由にぼんぼりを鑑賞することになった。源平池に赤も白も混じって咲く蓮の花を眺めながら日没を待っていると、巫女さんがぼんぼりの蠟燭に火を灯し始めた。一気に幽玄な雰囲気が漂う。400基のぼんぼりが点灯され、今日は立秋の前日で夏越祭。ライトに浮かぶ朱色の舞殿では、威儀を正したお二方の石笛演奏が献笛され、石段を埋め尽して座った人々は古代の音色に聴き入った。定刻の7時30分に暗闇の太鼓橋のたもとに集まると、待っていたかのように小雨が降りだした。湘南の祭りの余韻に浸りながら鎌倉駅に向かい、家路を急いだ。

投稿者 中澤正子

写真撮影者 中澤正子 藤田幸子

① 相模湾の夕景
② 源平池に咲く蓮

 

③ 巫女さんが点灯

 

④ 400基のぼんぼり

 

⑤ 舞殿

 

⑥ 八幡宮全景
⑦ ぼんぼり祭り   左上A  右上B  右中C 左下から D E F

 

 

鎌倉ぼんぼり祭り

A 宮崎 緑
B 竹中直人
C 久保田陽彦(豊島屋社長)
D 青山亘幹
E 角野栄子
F 養老孟司

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