2023.8.01~8.03 仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳 A

山行名  仙丈ヶ岳・甲斐駒ヶ岳   

山行日  8月1日~3日(火~木)

リーダー 保科 美喜子

参加者  7人(男性2名、女性5名)

コース  
1日目:茅野駅=北沢峠〜こもれび山荘泊
2日目:山荘〜小仙丈ヶ岳〜仙丈ヶ岳〜仙丈小屋〜馬の背ヒュッテ〜藪沢小屋〜長衛小屋泊
3日目:小屋〜仙水小屋〜仙水峠〜駒津峰〜六方石〜甲斐駒ヶ岳〜六方石〜駒津峰〜双児山~北沢峠=茅野駅    

歩行時間 1日目0時間  2日目10時間 (休憩時間含む)   3日目11時間 (休憩時間含む)

コメント 
1日目:
 絶好の登山日和。意気揚々と出発するも、まさかの電車事故。集合場所到着時は、もう本日の山行は不可能な2時間弱遅れ。リーダーの「どうしましょうか、皆さんで考えましょう」の声に「予定の2座行きたい」と会員。リーダー、サブリーダーが会員の気持ちを汲み、2座行ける方法を模索して下さる。本日小屋に前泊し、2日目に1日目のコース分も歩けば、2座行けるとのこと。やったー!幸運にも小屋予約が取れ、交通手段も確保出来た。ついているのか、いないのか?夕飯を買い込み、急いで出発。当日予約のこもれび山荘は気持ちの良い山小屋だった。美味しそうな小屋夕食が食べられず我慢。

2日目:
 暖かな美味しい朝食を食べて5時過ぎに出発。急登の樹林帯、◯合目と標識あり、励まされる。大滝頭から少し行くと視界が開け、駒ヶ岳、富士山、雲海が見える。小仙丈ヶ岳からの眺望は更に素晴らしく、仙丈ヶ岳が大迫力。その後登り返しが長く感じられるが、美しいカールを目にしながら足を進める。頂上付近では花々がお出迎え。雷鳥の親子にも遭遇。頂上で長めの休憩を取り、下った仙丈小屋では雲が立ち上がってくる。馬の背ヒュッテの一面黄色の花畑は見事。藪沢小屋経由で渡沢を繰り返し、雨が降ってきたので大滝ノ頭でレインを着込む。雨足が強くなり、慎重に下山する。

3日目:
 4時過ぎ未明にヘッドランプをつけ出発。川沿いの石がゴロつく道を進むとやがて朝日が。大きな浮岩に足を取られそうになりながら慎重に進む。仙水峠を抜け、標高が上がるに連れて視界が開け、昨日の仙丈ヶ岳や見事な雲海が見える。駒津峰からは目標の駒ヶ岳が。六方石までは岩場の登り降り、それを過ぎると花崗岩の白砂で歩き辛い。まあるい魔利沙天を横目にひたすら頂上を目指す。頂上手前で休憩し、列はリーダーが先頭になり、感動の登頂!皆と握手し写真を撮り、贅沢に頂上で昼食。頂上には剣や祠があり、信仰の山。隣の仙丈ヶ岳とは雰囲気が全く違う。名残惜しみながら滑り易い白砂と格闘しての下山。岩の道から双児山を経由し、長い単調な下りに飽きながらも、団体ツアー客と抜きつ抜かれつしながら自分達のペースで北沢峠に下山する。

 色々ありながらも、2座とも登頂出来、とても嬉しい山行でした。困難がありながらの山行、より思い出深いものとなりました。また困難が無ければ気がつかない学びもありました。
 色々背負いながら、この山行を決断していただいたリーダー、サブリーダーに改めて感謝致します。また、参加の皆さまの働きも素晴らしかった!チームの力の大切さ、若手の体力では賄いきれない先輩の胆力を教えて頂き、本当にありがとうございました。おいらくチーム、最高です!

投 稿 者 さとちゃん

写真撮影者 さとちゃん

1.当日予約で宿泊ありがとう、こもれび山荘
2.気持ちの良い樹林帯
3,富士山、見えました!
4.小仙丈ヶ岳からの仙丈ヶ岳
5.可憐なウサギギク
6.ミヤママンネングサ
7.仙丈ヶ岳登頂!
8.山頂休憩で見つけた麗しい蝶
9.馬の背ヒュッテ、一面黄色のマルバダケブキ

10.下りは渡沢を何度か
11.3日目早朝、朝日が出てきました

12.雲海キラキラ

13.貴公子の甲斐駒ヶ岳
14.甲斐駒ヶ岳登頂の喜び!