2023.10.13~15 庚申山~皇海山 A

山行名  庚申山~皇海山 A

山行日  2023年10月13日~15日(金~日)

リーダー 鈴木武夫

参加者  8名(男性5名 女性3名)

コース  通洞駅=銀山平―庚申山荘(泊)―庚申山―鋸山―皇海山―鋸山―六林班峠―庚申山荘(泊)―銀山平=通洞駅

歩行時間  1日目:3時間30分 2日目:13時間 3日目:2時間10分  (休憩含む)

コメント 
100名山のひとつ皇海山に、「信仰の山」庚申山を経由して登った。お天気は上々、「庚申七滝」に寄ったあと、江戸文久の世に建立された石碑や、「鏡岩」「夫婦蛙岩」といった奇岩巨岩を眺めながら庚申山荘にたどりつく。避難小屋泊まりは初体験。各自、ガスセットで湯を沸かして夕食を作り、アルコールも交えながら楽しいひとときを過ごした。トイレが外に設置されていたので、深夜に満点の星空を堪能することもできた。
2日目は4時起床。みんな早々に準備を進め、5時前にはヘッドランプを装着して出発。東の空が明るくなり始めると、周囲の樹々もオレンジ色に染まり出し、一瞬、紅葉がいきなり進んだのかと錯覚するほど見事な光景だった。彼方に富士山も見え、歓声とシャッター音が広がった。はしごや急斜面を経て、ほどなく庚申山に到着。そこから「鋸山」まではしご、ロープ、鎖場が連続する11のピークを越えていく。みんな慎重に、でもどこかワクワクした面持ちで挑戦している。途中、日光白根山や武尊山などの上州100名山もくっきり見えてテンションが上がる。
いよいよ鋸山から下って、最後の登り、目指すは憧れの皇海山だ。疲れも徐々にたまり、足取りも重くなりかけたころ、大学生の男女5人グループに出会う。「頂上までもう少し!」「ガンバレー!」と、若い声援のおかげで、再び元気パワーがみなぎる。遂に皇海山頂上に到着! とびっきりの笑顔で集合写真に納まった。帰路は六林班峠経由。腰丈ほどの笹に覆いつくされた道を藪漕ぎしながら進んでいく。あたりが暗くなり始めたのでヘッドランプを装着し、細やかに道の確認を繰り返しながら庚申山荘にたどり着いた。その後いただいた一杯の温かなお茶と、煮込みラーメンのおいしさは格別だった。
最終日は雨予報だったので、当初の「小山巡り周回」は割愛して下山した。銀山平にある国民宿舎の上質な温泉で心も身体も温めて、「お疲れ様!」と山行終了の喜びに浸りながら、みんなで昼食をいただいた。強い団結力で困難を乗り越え合った参加メンバーの皆さんとリーダーの鈴木さんに、心から感謝申し上げます。

投稿者 田中久留美

写真撮影者 鄧子丹 田中久留美

1 無事を祈って「一の鳥居」をくぐり抜ける
2 庚申山荘に到着。布団も食卓も完備された立派な避難小屋だ

 

3 ラーメン、シチュー、アルファ米など各自工夫をこらした夕食風景

 

4 ヘッドランプを装着して出発。暑くも寒くもない絶好のコンディション

 

5 早速出てきたはしごだが、これは、ほんの序の口

 

6 日の出とともに新緑がオレンジ色に染まる幻想的な光景
7 小さくてもすぐに分かる富士山をとらえてパチリ

 

8 「信仰の山」庚申山山頂に到着
9 足場を確認しながら鎖やロープを使って慎重に下りる
10 ハードな局面を乗り切って鋸山山頂へ。後ろにそびえ立つのが皇海山。
11 ヤッター、遂に皇海山制覇!! 達成感に満ち溢れる瞬間だ
12 下山日は雨模様だが、心晴れやかにレインウェアに身を包む
13 高度が上がると見事な紅葉に出会えた(2日目)
14 見事な秋晴れ。「日本に生まれて良かった」と切に感じた

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