2023. 12.02 滝子山南稜から大谷ヶ丸 B
山行名 滝子山南稜から大谷ヶ丸
山行日 12月2日(土)
リーダー 牛山 誠
参加者 18名(男性5名、女性13名)
コース 笹子駅―吉久保入口―寂ショウ尾根―滝子山―大谷ヶ丸―米背負峠―大倉林道―やまと天目山温泉=甲斐大和駅
歩行時間 7時間半(休憩含む)
コメント 山梨100名山のひとつに選定されている滝子山に登ってきた。楽しみなポイントは3つ。①寂しょう尾根という急峻な岩場があり、登りがいがありそう。②山頂から見事な富士山を拝めそう。③下山後、良質なアルカリ温泉が待っている! ということで快晴の下、期待に満ちた参加者全員が出発した。地面は落ち葉でいっぱいだが、カサカサ踏みしめながら歩くのもこの時期ならでは。緩急混ざった登山道を登りながら、時折り視界が開ける。「わぁ、富士山だー」と歓声があがる。そしていよいよ寂ショウ尾根の取りつきへ。注意喚起の看板もあり、みんな気を引き締める。岩場には手で掴みやすい突起箇所も多く、3点支持で登っていく。危険はあるものの、やはり岩場は楽しい。浜立山の分岐を通り越してしばらく行くと、イワカガミの葉っぱが生い茂っていた。ピンク色の可憐な花が咲き誇るのは4月らしい。また訪れてみたいなと思った。約3時間20分で滝子山に到着。360度の見事な眺望。滝子山は山梨県大月市が選定した「秀麗富嶽12景」(見事な富士山が見られる12の山域)のひとつでもある。山頂は雲で蔽われていたが、間近で見る富士山はやはり格別だ。さらには大菩薩嶺や南アルプスの山々もくっきり見えてテンションが上がる。集合写真を撮ったあとは昼食タイム。風もないので、会話を楽しみながらくつろげた。次の目的地、大谷ヶ丸までは危険箇所も少なく、アップダウンを繰り返して到着。集合写真後、下山することに。途中、沢を渡渉する場面に出くわす。「滑りやすいから気をつけて」という声が飛び交い、みんな慎重に渡っていく。成功するたびに安堵の笑顔が広がる。ゲートを出て林道歩きが始まった。実はもうひとつお楽しみが待っていた。なんと照明のない真っ暗なトンネルを通過しなければならないのだ。ヘッドランプを装着して、全員で歩き始めようとした。するとリーダーが、「じゃあ一人ずつ歩こうか?」と言い出す。「冬に肝試し?」と焦ったが、もちろん冗談だった(笑)。解散地点に到着して、その後は有志が天目山温泉へ。トロリとした温泉に浸かりながら、「きょうの山行サイコー」と心の中でつぶやいてしまった。楽しい計画を立てて下さったリーダー、そしてハツラツと明るい参加者の皆さん。本当にありがとうございました。
投 稿 者 田中 久留美
写真撮影者 牛山 誠、三谷 嘉章、大野 さおり