2024.2.15 田浦梅林 C
山行名 田浦梅林
山行日 2月15日(木)
リーダー 吉野 誠
参加者 14名(男性2名 女性12名)
コース 田浦駅-比与宇トンネル-山ノ神神社-十三峠-畠山-乳頭山-横々陸橋-田浦梅林-国道16号-田浦駅
歩行時間 5時間30分(休憩含む)
コメント 「前方車両からは下車できないこともあります」とのリーダーからの注意書きに、???と思いつつ着いた田浦駅。降りてみて、!!!前方車両がトンネルに吸い込まれている。(トンネルは日本遺産の構成文化財とのこと)そんなレアな駅から山行がスタートした。
港の方へ車道を行くと、レトロな倉庫群やトンネル(比与宇トンネル)。リーダーから、旧海軍所有のもの、との説明が。軍港の町。行く道は海上自衛隊の施設が並び、気軽に足を踏み入れられない雰囲気。
横須賀線の線路を渡り、いよいよ山道へ。細いが歩きやすい道をぐんぐん登る。リーダーが以前訪れたときは藪漕ぎしたという道。整備してくださる方に心から感謝。
山の神神社まででみんな汗だくに。この日は20度予想で2月とは思えない暖かさ。更に進むと住宅群が。畑には大根をはじめ様々な野菜が元気に育ち、庭に水仙や梅が見事に咲いている。眼下には横須賀港や猿島。住んでいる方々は毎日この景色を眺めていらっしゃるのかと羨ましい。庭先の道を失礼しながら先へ。舗装道路に出ると、新鮮な野菜や果物の無人販売所があちらこちらにあり、ほしい気持ちをこらえて進む。
十三峠から再び山道へ。明るく整備された道を行く。横須賀ICの下をトンネルで抜け、畠山への登りにかかる。「スミレが咲いてる!」の声。可愛らしい紫色の春に出会えた。
畠山頂上は東側がひらけ、横須賀港の眺めが良い。畠山から来た道を少し戻り、北の乳頭山へ向かう。アップダウンが多いが歩きやすい道。椿の木が大きく育ち、花ははるか上に咲いている。シダの葉も、冬とは思えないほど青々と元気に伸びている。尾根に出ると汗ばんだ顔に風が当たり、「気持ちいい!」の声。本当に2月??(この日は関東で春一番!)
乳頭山山頂も風が強く、それぞれ風をよけて昼食タイム。 展望よく、リーダーに教えてもらい、八景島、横浜、遠く房総半島も確認できた。下山道をしばらく行くと、ロープ、ロープの岩場下りの連続が待っていた。「1人ずつゆっくりねー」の声に、足場を確かめながら慎重に下る。横横陸橋まで来てほっとして振り返ると、今下りてきた山が見えた。似た形の丸いピークが2つ。なるほど、乳頭山。
いよいよ山行名の田浦梅林へ。きれいに整えられた起伏のある広い敷地に、たくさんの白梅・紅梅。五分咲きだか、梅の芳しい香りに包まれ幸せな気持ちになる。梅と黄色の水仙のコラボレーションが素晴らしい。展望台からは梅林越しの海・山両方の絶景を堪能できた。
あとは町中を駅まで戻るだけ…と思っていたら、最後に上り急坂と階段の連続が待ち構えていた。「今日いちばんきつい〜」と話しながら無事に田浦駅へ着。
梅のお花見にたどり着くまでに、思った以上にハードな三浦アルプスを歩き、美しい港の風景を愛で、春の花々に出会い、また歴史を感じることのできた、盛りだくさんの山行でした。
リーダー、サブリーダーの皆さま、そして地元から参加しアドバイスや説明をしてくださったNさん、楽しい山行をありがとうございました!
投 稿 者 tマナミ
写真撮影者 tマナミ のり平