2024. 2.23~24 蓼科山 B (教育部 テント班)
kyouikubu
山行名 蓼科山
山行日 2月23日~24日(祝~土)
リーダー 設楽 政夫
参加者 9名(男性7名 女性2名)
コース 茅野駅=蓼科山登山口泊―2113.7m―蓼科山―往路を戻るー蓼科山登山口=茅野駅
歩行時間 1日目:0.3時間 2日目 7時間(休憩含む)
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1日目
茅野駅13:10集合。12人乗りタクシーで50分程で蓼科山登山口到着。登山道を10分程進んだところで、Uさんが山レコの踏み跡を頼りに右に曲がり、少しくぼんだところの広い平地でテント設営。曇り空の中、Kさんの陣頭指揮で、お酒を飲まない3名も含め、男性7名全員スコップを持ちコの字型防風壁作り。不思議とみんな楽しそうで、コツをつかんでペースも上がっていく。座高程の高さで詰めれば全員座れそうな、思ったよりは立派なものが、思ったよりは速く完成。私は、寒いのですぐにテントに戻ったが、有志による宴会の楽しそうな声が続く。
2日目
6時20分、テント場出発。快晴で風もなく、八ヶ岳ブルーの下、すぐに急な登りになったが、気持ちよく歩みを進める。2番目の登りでは、振り返ると眼下に綺麗な景色。Yさんがたびたび「きれい!」などの感動の声を上げるが、女性が2人しかおらず、男性の反応の鈍さに戸惑い気味。セカンドに呼ばれ、先頭のUさんと2人で叫んだので、同調の声が増えて行く。私は、少しずつスピードについていけず、前との距離が空き気味。最後の登り。限界に近い。前との間隔は気にせず、自分のペースで登ることにする。「ここから最後の急登。400m位で山頂です」「あと230m」先頭のUさんの声。「あと100m」を聞いた時、私は、もう400m以上は登った感覚で心が折れる。森林限界を越え、山頂までの50mは、ところどころに雪がついた岩稜帯。ASLに前に出てもらい、滑りやすいところは、サポートを受けながら慎重に進む。
9時半頃、2,530.7mの山頂到着。すごく広い!直径100m程。みんな、360度のパロラマに大喜び。写真を撮りまくっている。私は、疲れて何もする気がしない。山頂を横切り、反対側へ。さらに景色が良くなり、私も少し疲れがとれ、アルプス、御嶽山、浅間山などの山並みを堪能。山頂ヒュッテ付近は風がなく暖かかったので、長めの休憩。早目の昼食を取る人も。
11時前下山開始。私は、引き続きASLに前についてもらいマイペースで下山。山頂の体感温度はマイナス20℃近かったが、プラス8.5℃まで上がっている。衣類調整で途中シャツ1枚に。すれ違いも多い。飛行機雲がよく見え、明日は天気が崩れるとのこと。ASLの「アイゼンを信じて、足裏全体ついて」と、後ろでTさんの「歩幅をせまく。自分のペースで」の声に励まされながら何とかテント場に到着。私の遅れでテント撤収の時間が40分しかなくなり、皆、急いでザックに詰め込み、14時過ぎ登山口よりタクシーに乗り、15時前に全員無事茅野駅到着解散。
ASLにお礼のあいさつに行ったら、とても優しい笑顔。ほっとしたこともあるでしょうが、私が必死で下りてきたことをうれしく思ってくれているような笑顔でした。
1月6~7日谷川岳、20日赤城山、2月3~4日北八ヶ岳、そして今回と入門、初級、中級と4回の教育部の雪山企画に参加させていただきました。短期間にステップアップできるので、とても充実した雪山登山を経験できました。今回のコースは、距離5.8km、高低差823mとそれほどではありませんが、最後の急登がきついことを聞いていました。申し込みを迷いましたが、諦めきれずに、挑戦したいことをリーダーに伝えたところ、快く了解いただきました。アイゼンには、入門の時から苦戦していましたが、慣れないアイゼンをつけるとこんなにつらくなるとは。貴重な経験ができました。
迷惑をかけているにも関わらず、最後まで楽しく山行させていただいた皆さん、ありがとうございました。
投 稿 者 吉見 晃
写真撮影者 牛山 誠 吉見 晃