2024. 3.09 高川山 C
山行名 高川山
山行日 3月9日(日)
リーダー 鈴木 武夫
参加者 19名
コース 初狩駅=登山口ー男坂ー高川山ー馬頭観音ー天神峠ーむすび山ー大月駅
歩行時間 5.5時間
コメント 朝は冷え込み風も弱く、車窓から見る景色は濃い霧につつまれていた。 富士山の眺望はいまひとつかなと考えていたら、高尾駅に近づくにつれ視界が晴れ、冠雪した山々から白い富士山が見え、今日は久しぶりにスノーハイキングを楽しめそうだと心が浮き立つ。
初狩駅に到着すると穏やかな笑顔でリーダーが迎えてくれた。Sリーダーは温和な人柄の一方、いくつもの険しい峰々を踏破してきた、大ベテランで憧れの存在だ。 前日の降雪で、リーダーは頂上からの厳しい下りでの雪面滑落リスクを、丁寧に参加者へ事前連絡。 参加者は34名を予定していたが、当日はアイゼン慣れした精鋭19名となりました。状況や体調によって直前でも参加・不参加を決められる会のシステムは有難い。
滝子山を背に緩やかな尾根を歩き始め、あっという間に山頂に到着した。山頂では冷たい風が吹いており、正面には両翼を広げた富士山が白く、青く、どっしりと見える。秀麗富嶽十二景の一つに選ばれるだけあり、納得のいく眺望だ。
山頂直下は急峻な坂道で、融雪による泥濘みが酷く滑りやすい状況であったので、リーダーの指示により山頂でアイゼンに履き替えて慎重に下る。アイゼンの利用は雪山だけではないのねと話しながら、一歩一歩慎重に下る。途中、風のないコルで大月の街並みとリニア路線を見ながら昼食をとった。高川山の腹地下にはリニア実験線が走っているのだ。 2027年以降の開業が待ち遠しい。
むすび山の山頂は見晴らしがよく、岩殿山が見えていた。おにぎりのような可愛らしい名前であるが、戦時中は空からの攻撃を見張る監視場所でその形跡が残されている。かたくりの群生地でもあり、もう少ししたら可愛らしい紫の花を沢山咲かせてくれるでしょう。
上り累積631m、下り730m、 距離8.4kmの軽い山行であったが、始終笑顔に包まれた和やかな空気の中を楽しく歩くことができた。 Sリーダー、サブリーダー、参加者の皆さん、有難うございました。
投 稿 者 原坊
写真撮影者 鄧さん、浅ちゃん、トシオ、奈良ちゃん
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