2024.3.30〜31 角田山―弥彦山 C
山行名 角田山―弥彦山
山行日 2024年3月30~31日(土~日)
リーダー 東 弥生
参加者 13名 (男性4名 女性9名)
コース 巻駅=灯台コース登山口―角田山―浜浦コース登山口=弥彦温泉泊―弥彦神社―弥彦山―弥彦ロープウェイ山頂駅―弥彦温泉=燕三条駅
歩行時間 1日目 4.5時間 2日目 3時間
コメント 新潟の花の名山角田山、標高は482m。この里山が特に賑わう早春のこの時期、雪解けと共に姿を見せてくれるお花たちに出会えることを楽しみにしてやって来た。
スタートは日本海に面する灯台コース登山口。この日の午前は風が強く、大陸から運ばれてくる黄砂で間近に見えるはずの佐渡ヶ島は薄っすらと。なかなか来る機会がない日本海、寄せる波を眺め、波音を聞きながら山に登る経験なんてなかなかないだろう。
樹林帯に入るまでは岩場でアップダウンに富んだ道程、幅もそう広くはない。強い海風に煽られるが経験豊富なメンバーはしっかりとした足取りで、素晴らしい眺望の中を歩く。
すれ違い渋滞が度々起こる程人気のコースのようだ。
お目当ての春の妖精カタクリや可憐なユキワリソウがチラホラと現れて、思い思いに写真を撮ったり、途中泥んこ道では足を取られたり滑ったりしながらも楽しく登頂しランチタイム。
下山は浜浦コース。分岐からしばらくしてカタクリの妖精たちが群れをなして姿を見せてくれた。あまりの咲き誇り様に感嘆のため息が溢れ出てしまう。満開のカタクリの絨毯が登山道の両斜面に延々と広がり続けている。陽当りも養分も良いのだろう、行きのカタクリよりも大きく立派な妖精たち、下り道どこまでもどこまでも。午後には黄砂から太陽が顔を出し、青空のもと濃い緑の葉に鮮やかな紫の花々、見とれてなかなか前に進めない幸せな時間が続いた。
リアル晴れ女として名を馳せるリーダーだが、もう1つ花女の称号加わった。今年は開花が遅れ気味と心配されていたが、時期もコース設定もドンピシャだった。
下山後は翌日登る弥彦山の麓にある温泉宿へ。普段の山小屋とは別世界、新鮮な海の幸、米処の美味しいご飯やお酒を楽しみ、懇親を深め、温泉につかり温かい部屋でフカフカの布団、ありがたい。
山に登ってたまにはこんな宿泊も良いだろう。
2日目は前日の下山後にお参りと散策をした弥彦神社の御神体、弥彦山へ。悠久の歴史をもつ神社、境内を進んで行くと澄んだ空気が感じられる。登山道を登り、霞んていたが山頂からは越後平野と日本海の眺望も。
ロープウェイで下山し、宿にデポした荷物を拾い燕三条駅で解散。
2日間共にサブリーダーの軽やかなピッチで、様々な条件に合わせて先導していただけたことも心地良い山歩きになりありがたかった。
個人的に憧れて行ってみたかった春の角田山だったが、想像を超えて素晴らしい経験を沢山させていただき、リーダーをはじめメンバーの皆様に感謝したい。
投 稿 者 山田玲子
写真撮影者 濱田正和 関桂子 山田玲子
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