2024.5.26 小金沢連嶺から大菩薩嶺縦走 B (集中山行2班)

山行名  小金沢連嶺から大菩薩嶺縦走 (集中山行2班) 

山行日  2024年5月26日(日)

リーダー 牛山誠

参加者  18名(男性5名 女性13名)

コース  甲斐大和駅=すずらん昆虫館バス停―牛奥ノ雁ヶ原摺山―小金沢山―石丸峠―大菩薩嶺―丸川峠―大菩薩の湯バス停=塩山駅

歩行時間 8時間(休憩含む)

コメント 大菩薩嶺の南に位置する【甲州アルプス】。その中の牛奥ノ雁ヶ腹摺山(うしおくのがんがはらすりやま)から大菩薩嶺を経由して大菩薩の湯へ向かう大縦走が始まった。
5月下旬にしては涼しく、登り始めても汗ばむことなく快適で、静かな森の中をひたすら登っていく。路面がフカフカなので足への負担も軽く、まるでハイキングのよう。オレンジ色の山ツツジや赤紫色のミツバツツジも良かったが、荒涼とした針山のような立ち枯れの樹々に目を奪われた。牛奥ノ雁ヶ原摺山と小金沢山は、【秀麗富嶽十二景(美しい富士山を望める山域)】のひとつとして有名だが、あいにくの曇天で富士山は全く見えなかった。そんなアンラッキーな登山客も、頂上プレートのQRコードにスマホをかざすと、晴天時の眺望(絵葉書のような富士山)を見ることが出来る。実に便利な世の中だ。なだらかな稜線歩きを楽しんだり樹林帯を通り抜けたりするうちに草原が広がり、その中を石丸峠目指して登っていく。時折雲が流れて、周囲の山並みがうっすら顔を出して、思わずテンションが上がった。少々きつい登りもあったが、無事に大菩薩峠へ到着。おいらくの本部の方が温かく迎え入れてくださった。カイロを身に付けて、朝からずっと待機しておられた本部の皆さん、本当にありがとうございました。ここで記念撮影をして、さらに大菩薩嶺に向かった。その途中、他班の人たちとも遭遇して、「お久しぶり!」「後半も頑張ろうね」などと声をかけ合う場面もあった。これが集中山行の醍醐味なのだろう。後半は岩がゴロゴロした場所を通過することが増え、慎重に足場を選びながら歩を進めた。大菩薩峠から先のルートは先頭を歩かせてもらったが、初めてのことだったので緊張した。「歩くペースはこのくらいでいいのか?」「道迷いしていないか?」と不安を抱えていた。でも、リーダーはもちろん他のメンバーの方々もアドバイスしてくださって心強かった。予定通り下山でき、バスを待つ間「大菩薩の湯」に寄り、サウナにも入って心と身体を整えることが出来た。天気には恵まれなかったが、今年の集中山行も素晴らしい経験と思い出ができた。企画してくださったリーダーと、健脚揃いで無事に縦走し切った参加者の皆さん、本当にお疲れさまでした!

投稿者  田中久留美

写真撮影者  三谷嘉章、森本典子、山田信一、岩下五十鈴、牛山誠、田中久留美、高橋薫

①新緑の中を歩き始めます
②黄金のエニシダ金雀枝が満開
③縞枯れ現象と呼ばれる山の自浄作用の森
④立ち枯れた森を登ります
⑤日本一長い名前の牛奥ノ雁ヶ腹摺山
⑥日本百名山の1座大菩薩嶺に到着

⑦下山道には渡渉もありました
⑧最後は大菩薩の湯でゆ~ったり

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