2024. 6.14~15&19~20 帝釈山~田代山 C
山行名 帝釈山~田代山 その1 と その2
山行日 その1:6月14~15日(金~土) その2:6月19~20日(水~木)
リーダー 村松 みさを
参加者 その1:18名(男性2名、女性16名) その2:22名(男性5名、女性17名)
コース その1
1日目 会津田島駅=高清水自然公園=前沢曲家集落=湯の花温泉/民宿・山楽泊
2日目 宿=馬阪登山口-帝釈山-田代山-猿倉登山口=温泉入浴→会津高原尾瀬口駅
その2
1日目 新宿駅=高清水自然公園=ミニ尾瀬公園=駒の湯=民宿
2日目 民宿=馬阪登山口-帝釈山-田代山-猿倉登山口=たかつえ温泉=新宿駅
歩行時間 1日目 約3時間 2日目 約5時間
コメント その1
1日目 駅からジャンボタクシー2台に分乗し出発。途中、高清水自然公園森の家広場で昼食をとり、ひめさゆりの群生地に向かう。林道からナラ林を通り20メートルほど進むとなだらかなすり鉢状の草原が広がり、一面にピンク色のひめさゆりの群生があらわれ歓声が広がった。一部の地域にしか自生していないそうで、このひめさゆりの里が日本最大規模の群生地であるとうかがう。可憐で風にそよぐ姿は癒しを与えてくれると同時に、明日の山行へのわくわく感も増す。
その後、前沢曲家集落(重要伝統的建造物群保存地区)に向かう。地域のガイドの方の案内によると、明治40年に集落のほとんどを焼失した後も再建され、現在も人々(全戸苗字)が暮らし、茅葺屋根の伝統的家屋(中門造り曲家)を守っているそうだ。川を渡ると「バッタリ小屋」「水車」が動き、道々に花々が咲き、神社や薬師堂が小さな集落を見守っていて桃源郷の景色。
宿に着き、温泉共同浴場で一息ついて、里山の夕食をいただいた。その後、リーダーの誕生日をみんなで祝った。
2日目 昨日に引き続き晴天の中、わくわくしながら馬坂登山口に向かう。タクシーの運転手さんから「帝釈山は雷が多い山として知られている。突然の雨があるかもしれないので気を付けて。」と声をかけていただくが、終日良い天気に恵まれた。登山口でリーダーから説明や指示を受けて出発。登り始めると早々に白く可憐な「おさばぐさ」が出迎えてくれた。登りは少々急登であるが木階段が続いていて登りやすい。途中、「ゴゼンタチバナ」「イワカガミ」に出会い、小一時間ほど登って標高2060メートルの帝釈山に到着した。頂上からは燧ケ岳や会津駒ケ岳などの山々の眺望が楽しめた。
山頂からは岩交じり、梯子もある下りを経て80分、田代山(プリンみてえな山だなあ)に到着。標高1971メートルの台地に雪解けとともに一斉に咲きほこった花々が広がる。「ワタスゲ」「ヒメシャクナゲ」「タテヤマリンドウ」「ニッコウキスゲ」下山途中には、「イチヨウラン」「ギンリョウソウ」も楽しめた。下山後は、源泉かけ流し風呂で疲れを取り、会津高原尾瀬口駅から帰路についた。
みんな大満足な山行であったと思う。リーダーの細やかな配慮と豊富な花の知識を惜しみなく説明の時間に割いてくれたことに心から感謝しました。
投 稿 者 榑林 久美子
コメント その2
1日目 朝7時、新宿駅より貸し切りバスに乗車して参加者22名が向かったのは高清水自然公園。ここは国内最大級のヒメサユリ群生地である。ヒメサユリを病原菌や外来植物から守るための様々な管理がされており、私たちは7ヘクタールにも及ぶ敷地の斜面いっぱいに咲き誇るヒメサユリに出会うことができた。種から繁殖したヒメサユリが花を咲かせるまでに通常7~8年かかるそうで、一面のヒメサユリを目にできたことを奇跡のような幸せに感じた。
続いて訪れたミニ尾瀬公園には透明な水をたたえる小川が流れていて、ニッコウキスゲ、ヒオウギアヤメ、ヤマオダマキ、オオバギボウシなど数多くの種類の花が咲き、美しい蝶も舞っていた(参加者Kさんにルリシジミと教えていただく)。敷地面積こそ「ミニ」だが中身は素晴らしいの一言に尽きる公園だった。その後温泉に立ち寄り民宿へ。女性と男性は二軒の民宿に分かれての宿泊となったが、夕食は22名揃って賑やかに楽しくいただいた。
夕食には山菜の天ぷらに混じって黒サンショウウオの天ぷらも!衣の隙間から手足らしいモノが見えて一瞬ドキッとしたが美味しくいただいた。(ごめんね。黒サンショウウオ)
2日目 この日の行程は14日~15日に参加された方々と同じで、見ることができた植物も同様だったので割愛する。
一人でも多くの参加希望を叶えたいというリーダーの優しさと献身によって二度の帝釈山~田代山山行は実現されました。わずか3日を挟んだだけで、遠く南会津まで二度も私たちを連れて行って下さったリーダーには感謝の気持ちでいっぱいです。
晴天と素敵な仲間たちに恵まれた夢のような二日間でした。
投 稿 者 後藤 昭子
写真撮影者 榑林 久美子 鄧 紫丹 村松 みさを 関 桂子 村松 みさを