2024. 8.09  富士山下山トレッキング C  

山行名  富士山下山トレッキング    

山行日  8月09日(金)

リーダー 村松 みさを

参加者  23 名 (男性6名 女性17名)

コース  新宿駅=中央道=富士山五合目駐車場ー佐藤小屋ー4合目ー3合目ー御室浅間神社ー2合目ー1合目ー馬返し=富士浅間神社=往路を戻る=新宿駅

歩行時間 4時間半(昼食含)

コメント 酷暑の東京新宿に7時に集合し、バスハイクがスタートしました。 途中、中央道で休憩をはさみ富士山にどんどん近づいて行きますが、あいにくの曇り空で一瞬富士山山頂が見えたあとは、富士スバルラインを雲の中を出たり入ったりしながら進みます。
 気温が少しづつ下がっているのを感じた頃に、標高2304m吉田口五合目に到着。時間はほぼ予定通り10時。半袖では少し肌寒さを感じる程度ですが、心地よいです。
 ニュースでは、今年から富士山吉田口からの登山者に対し2000円の通行料(施設使用料)支払いを義務付けました。「下山トレッキングなら支払いはないのでは」と思っていたら、ゲートを通る場合は支払いが生じることがわかり、みんなでストラップを付けて、初体験のゲートくぐりをしてトレッキングのスタート。まず、佐藤小屋を目指し歩いていると山頂から下山してくる人々とすれ違う。中には、疲労困憊で馬の背に揺られて下山する人もいましたが、多くの人は達成感に満ちているように感じました。

  しばらくは、オンタデの花を見ながら火山砂利の道を進み、佐藤小屋を過ぎるといよいよ吉田口登山道である。急に樹林帯が迎えてくれて、五合目から山頂の景色とは対極である。登山道は石段や砂利道などがあるが、比較的整備されていてハナイカリやミヤマオトコヨモギなどの花々がひっそりと咲いている。 この道は、富士山信仰の人々が登拝した道のため、四合目三合目と下る道々には、かつてあった山小屋や茶屋が朽ち果てた姿で点在していたり、富士講が奉納した石碑や御座石と言われる岩壁も残っていて、信仰の様子を目にすることができた。 下山道の途中には、ところどころに木の枠に石を敷き詰めた「浸透桝(しんとうます)」があり、初めて見る景色である。富士山の崩れやすい土壌を守る工夫がされているそうだ。 どんどん下ってくると、標高1520mの一合目、その先15分ほどで馬返しに到着した。到着する頃に土砂降りの雨が降り出すが、バスに乗車し「北口本宮富士浅間神社」に着く頃には雨もやみ、皆で参拝し帰途に着いた。
 富士山の全体を眺めることはできなかったが、昔の富士山信仰のなごりを感じながら歩く道は趣きがあり、貴重な体験になった。

*吉田口からは1日4000人の枠がしっかり守られており、予約もできる。 当日枠は1000人とのこと。 ネットで通行可能かが〇△×で表示されている。(予約すると自己都合によるキャンセルでは通行料は返却されない)

投 稿 者 榑林 久美子

写真撮影者 榑林 久美子  猿橋 涼子  村松 みさを

5合目6合目分岐・富士山吉田ルート通行証
4号5尺御座石(岩壁)浅間と井上小屋跡
4合目・3合目・2合目(御室浅間神社)
1合目「鈴原社」現存
富士浅間神社の冨士太郎杉と冨士夫婦桧
富士山の噴火を鎮める、諏訪浅間神社 
トモエシオガマ・ヤハズヒゴタイ
・ハクサンオミナエシ・ヒメシャジン
ホタルブクロ・ヤマオダマキ
・ミヤマオトコヨモギ・オンタデ

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