8月23〜25日 立山三山(テント泊) A
山行名 立山三山(テント泊) A
山行日 8月23〜25日(金〜日)
リーダー 楯 恒雄
参加者 13名
コース
①JR富山駅=電鉄富山駅=立山=美女平=室堂―みくりが池―雷鳥平テント場
②テント場―別山乗越―別山―真砂山―富士ノ折立―大汝山―雄山―一ノ越―浄土山―室堂―テント場
③テント場―みくりが池温泉―室堂=往路を戻る=富山駅(1時間)
歩行時間 ①1時間、②10時間、③1時間
コメント
念願叶って参加させてもらえることになった楯リーダーの立山テント泊。雨予報とゲリラ豪雨のニュースに不穏な空気が漂う山行実施の2日前、リーダーから「雨と雷に注意しながら決行します」とのメールをいただき、いそいそと準備を始めた。
新幹線、在来線、ロープウェイ、バスを乗り継ぎ室堂へ。立山玉殿の湧水(驚くほど冷たくて美味しい)を水筒に汲んで、さらに重くなったザックをヨイショと担ぎテント場を目指す。みくりが池で集合写真を撮り再び歩き出すと、美しい立山三山の大パノラマにぐるりと囲まれた、夢のようなテント場が見えて歓声が上がる。
まずはテント設営。皆さん手慣れた様子であっという間に張り終わり、缶ビールを買いに行く。
円陣を組んで乾杯!からの自己紹介。一人一人に楯リーダーからの補足説明が入る。素晴らしい経歴や笑えるエピソードで大いに盛り上がり、みんなの距離がグッと縮まった気がした。
大パノラマのど真ん中で山ごはん。たまに雨がポツポツすればリーダーが持ってきてくれたタープに身を寄せる。日没後は満天の星空。しばらく眺めていたら流れ星を見ることができた。
2日目は午後から雨予報。予定を早めて4時半に出発した。夜が明けて間もなくガスに包まれ、別山乗越からは眺望なしで黙々と歩く。
別山の山頂で休憩していたときのこと。ガスの中から劔岳の頭が少しだけ顔を出す。「あっ見えた!」と慌ててスマホを出したら、みるみるうちに全体が姿を現し一同大興奮。
劔岳をバックに記念撮影。その直後にまたガスで覆われてしまったのを見て「私たちは持ってるね」「日頃の行いが良い証拠だね」と笑顔で喜びを爆発させた。
それから真砂山、富士ノ折立、大汝山、雄山から一ノ越に下り、浄土山に登った。ここで雷鳥の親子に遭遇!室堂へ下りていく道のゴツゴツした岩は最後の難敵だったが、みんなで元気に下山した。
結局この日に雨が降ることはなく、全員で立山三山を歩ききり全員で達成感を味わえたことが何よりも嬉しかった。歩いてきた稜線をしみじみ眺めながら、みんなの健脚に乾杯した。
3日目も雨の撤収作業を覚悟していたのに肩透かし。みくりが池温泉でさっぱりした後、同じルートで富山駅へ戻る。乗り物に乗っている間も山の話や会の話をたくさん聞くことができて楽しく学びの深い時間となった。
何ら反省する点はなかったけれど、富山の海鮮と珍味をいただきながら全員で反省会。
今回、お天気に恵まれたことは幸運だったものの、責任あるお立場で決行のご決断をしてくださったこと、滞りなく山行が行えた陰でご尽力くださった方々に心からお礼を申し上げます。ありがとうございました。
投 稿 者 山崎由紀
写真撮影者 鈴山修英、山崎由紀