2024. 9.4~7 栂海新道 A

山行名  栂海新道 

山行日  9月4日(水)~7日(土)

リーダー 福田 明彦

参加者  7名(女性4名、男性3名)

コース
 1日目 泊駅─旅館
 2日目 旅館=北又小屋─イブリ山─朝日小屋
 3日目 朝日小屋─朝日岳─吹上のコル─黒岩山─サワガニ山─栂海山荘
 4日目 栂海山荘─白鳥山─尻高山─栂海新道登山口=糸魚川駅

歩行時間 ①0.5時間 ②6時間 ③10時間 ④11時間 (休憩含む)

コメント 栂海新道。それは北アルプス北端の朝日岳から日本海へと続く全長約30kmに及ぶロングルート。夏山登山の集大成としてこれは行かずにはいられない。同じ思いを持った7名が富山県泊駅に集合した。
【1日目】
移動のみで駅近くの旅館で地のものをいただき英気を養った。
【2日目】
タクシーで登山口となる北又小屋へ向かう。小屋の標高は700mで今宵の宿、朝日小屋は2,150mだから1,450mも登らなくてはならない。天気は良く、水分補給を充分摂りながら順調に高度を上げていき、予定よりも早く小屋に着いた。辺りが暗くなり日本海沿いの街灯りが遠くに眺められた。朝日小屋は食事が美味しいことで有名。これで明日も元気に歩ける。
【3日目】
まず朝日岳を登り吹上のコルへ。森林限界を超え風が強い。吹上のコルは栂海新道の入口で一度入ったらエスケープルートは無く、日本海まで歩ききらないといけない。
 朝日小屋で大勢いた登山者もOMC以外は2名1組だけとなった。沢沿いの道を歩いていたときにガサガサと何かが逃げる音が。近くの文子の池で熊の足跡がしっかりと残っていたのでたぶん熊だったのだろう。そんなことを除けば木道あり、池塘あり、秋の高山植物ありのステキなルートを約10時間歩き栂海山荘に着いた。地元の山岳会が建てた小屋は食事の提供は無く、夕食は各自で持参したものを小屋前のテーブルでいただくが、参加者に自炊が初めての方が。あれこれと先輩方のアドバイスが飛び、無事?自炊デビューとなった。
【最終4日目】
いよいよ日本海を目指す日だ。栂海山荘の標高1,560mからゼロメートルへ。今日も10時間以上の行程が待っている。
 美しいブナ林の木立の間からチラホラと海が見えてくるがなかなか着かない。それでもほぼ予定通りの14時50分、栂海新道の登山口親不知に到着。「ここまで来たのならば海まで行きましょう」とリーダーの提案で5分ほど歩き日本海へ。2泊3日歩ききった達成感の皆の顔。エスケープルートが無いロングトレイルを導いたリーダーの苦労は計り知れず、肩の荷が下りホッとした表情が印象的だった。

4日間みなさんとこの栂海新道を歩くことができて本当に楽しかったです!
参加されたみなさん、ありがとうー! 

投 稿 者 鈴山修英
写真撮影者 小島幸代 鈴木昭秀 鈴山修英 福田明彦 水谷里子 

01.前泊の宿
02.日目登山スタート
03.急騰が続く
04.霧の中朝日小屋に到着
05.朝日小屋の食事
06.3日目朝日小屋と前朝日
07.朝日岳は風が強かった
08.まだ新しい熊の足跡
09.黒岩山から望む犬ヶ岳
10.栂海山荘に到着
11.4日目水場で補給
12.美しいブナ林を下る
13.栂海新道歩ききりました
14.日本海。ゼロメートル地点で山行終了!

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