2024. 9.6~8 西穂高岳～奥穂高岳～北穂高岳縦走 A
山行名 西穂高岳～奥穂高岳～北穂高岳縦走
山行日 9月6日(金)~8日(日)
リーダー 牛山 誠
参加者 6名（男性2名 女性4名）
コース ①松本駅＝沢渡＝帝国ホテル前バス停－西穂山荘泊、②西穂山荘－西穂高岳－ジャンダルム－奧穂高岳－穂高岳山荘泊、③穂高岳山荘－涸沢岳－北穂高岳南峰・北峰－涸沢－上高地バスターミナル
歩行時間 ①3時間 ②10.5時間 ➂12時間（休憩含む）
コメント 初めてづくしの北アルプス。
ドキドキが止まらない。山へ行く時はいつもそう。低山でも高山でも。楽しみもあるが緊張の方が大きい。なんと言っても今回はジャンダルムなのだから。沢渡バスターミナルから、立派なバスに乗り、美しい大正池を通り、帝国ホテル前バス停に着きました。これから長い旅の始まりです。
1日目は、3時間くらいの歩行時間。道中は、かわいいキノコやお花、ナナカマドやゴゼンタチバナの赤い実が私達を励ましてくれます。宝水でおいしい水を飲み、もう一踏ん張りしたら西穂山荘です。次の日からの難コースの心の準備です。
２日目。とうとうジャンダルムへ行く日になってしまいました。行ってみたいけど行けるか不安…複雑な気持ちでしたが、ここまで来たら行くしかありません。
4：30にヘッドランプをつけて出発。霧雨で石が湿っていましたが順調に西穂独標へ。行き先の山を見上げると、そこにもヘッドランプの光が見えます。だんだん夜が明けて明るくなってくるとホッとして、太陽のありがたさを感じます。
初めてブロッケン現象を見る事ができました。長い間、虹色の輪っかが。運が良いです。もう一つの初めては、雷鳥との遭遇です。こんなに高い所で暮らしているなんて驚きです。
間ノ岳から奥穂高岳までの道のりは、ピークを超えたと思ったらまたピーク…1番長く感じました。出された難問を一つ一つ解いていくような楽しさもあります。いなくなっていたジャンダルムの天使が、まさかのその日からお目見え。天使を見てからも、ロバの耳、馬の背とこわーと呟くような危険箇所が続きます。不思議な事にこんな道通れないでしょ！？なんて思ってしまう場所も、集中すれば通れてしまいます。リーダーや一緒に登ってくださった皆さんのおかげです。
３日目は、お天気が良さそうなので、北穂高岳に向かう事になりました。昨日ジャンダルムを超えてもなお、難所は続きます。身長以上の岩をよじ登ったり大きい浮き石を避けて通ったり…。落石は命取りになる事を肌で感じました。
北穂高岳を過ぎた後も、鳥肌のたつ岩場がありました。それを乗り切ると赤い屋根の涸沢ヒュッテが見えてきました。3日間の修行？岩の楽園？を乗り切ったご褒美に涸沢小屋のソフトクリームをいただきました。濃厚でとっても美味。少し下った徳沢園でもソフトクリームをいただき、味比べをしました。私的には涸沢小屋のソフトクリームに軍配が上がりました。
ここからまだ長い時間歩きますが、危険な箇所はありません。帰りのバスの時間を気にしながら上高地を満喫しました。登山の格好ではない方が増え、岩ではなく普通の道を歩くのが久しぶりな気がしました。猿ものんびり歩いています。無事17：２５のバスに乗り、帰路に着きました。
無事、穂高岳を登った安堵感とやりきった嬉しさと自信を今、かみしめています。
一緒に登ってくださった皆様、ありがとうございました！
投 稿 者 加藤美香
写真撮影者 牛山誠、田中久留美、松浦均、森本典子、根目澤恵美子、加藤美香
