2024.10.11〜13 白神山地・白神岳 B
山行名 白神山地・白神岳
山行日 10/11〜10/13(金~日)
リーダー 鈴木 武夫
参加者 11名 (男性:3名、女性:8名)
コース 1日目:深浦駅=宿=十二湖散策=宿
2日目:宿=白神岳登山口-蟶山-白神岳-蟶山-白神岳登山口=宿
3日目:宿=十二湖駅解散
歩行時間 1日目:2時間 2日目:8時間 3日目:0時間 (休憩を含む)
コメント 世界遺産白神山地に鎮座する白神岳は青森県では唯一の日本二百名山です。事前にリサーチしたところ、原生の魅力が残る白神岳はブナ林や山頂からの景色が特に素晴らしく、登山者の心を惹きつけて止まないとのことです。
初日は宿近くの白神山地の人気観光スポット、十二湖を散策するところからスタート。十二湖とは言うものの、実際には大小33の湖沼から成っています。その中でも1番の人気スポットは「青池」です。青く澄んだ水面に、周囲に生い茂るブナの木々や葉が映し出され幻想的な空間が演出されると同時に、水中にある朽ちたブナの大木が時の流れを感じさせます。
散策を満喫した後宿に戻れば、地元の海鮮料理や山の幸、地酒が私達を迎え、豪華な夕食に舌鼓を打ちました。翌日に備えて早めの就寝としました。
2日目、好天に恵まれ、朝日を浴びながら爽やかな気持ちで登山開始。駐車場のすぐ傍に登山口があり、そこを通り少し進むと、なんとも珍しい造形のブナの大木たちが姿を現します。森の神聖な空気が辺りを包む中、しばらく歩を進めると大きな看板が立つ二股分岐に差し掛かりました。向かって左の蟶山(まてやま)コースを進むと急登の連続でしたが、途中蟶山の道標がどうやっても見当たらず、立ち寄りを断念。その後白神岳山頂を目指し直線的な登りとアップダウンが長い尾根道をたどります。道中は日本海を望みブナの樹海に点在する十二湖を眼下に見下ろすと共に、黄色や赤色に色づくブナ林、ナナカマドなどが秋の訪れを感じさせてくれます。森林限界を越えると山頂避難小屋に到着。中を覗いて見ましたが、どうやら12名ほどが宿泊可能な清潔で立派な小屋のようです。
そんなこんなで道中を急ぎ、ついに山頂に到着。一等三角点のある山頂には、360度の大パノラマが広がっています。遠く青森県の最高峰岩木山をはっきり望むことができ、少し視点を変えれば雄大な日本海を眺望できました。しばらく山頂に滞在し、昼食を済ませて下山。下山の際には登りで行きそびれた蟶山にも立ち寄ることができました。
今回の白神岳登山では、まさに人の手が加わらない天然のブナ林をたっぷり堪能できましたし、山頂の美しい日本海の景色を眺望できる大変満足度の高い行程でした。同時に、日本二百名山には素晴らしい山々が数多あることを再認識しました。
最後に、企画をしていただいたリーダーに感謝申し上げます。参加者の皆さま、お疲れ様でした。
投 稿 者 鄧 子丹
写真撮影者 鄧 子丹