2024.11.09 新茅ノ沢(沢初級) C
山行名 新茅ノ沢(沢初級)
山行日 11月9日(土)
リーダー 山田 義正
参加者 7名(男性4名 女性3名)
コース 渋沢駅=大倉バス停―戸川林道―新芋橋(入渓点)―大滝―鳥尾山山頂―登山道―戸川林道―
大倉バス停=渋沢駅
歩行時間 9時間(休憩含む)
コメント 大倉バス停から1時間10分程歩き、新芋橋脇で沢装備をして、短い急な土手を慎重に下り、10時過ぎ入渓。
風邪などで3名欠席、7名参加。毎年、最後の沢山行は11月中旬までとのこと。平年並みまで寒くなり、新芋橋から見ると、木に覆われ暗く寒そうに見えたが、降りてみるとゴルジュ状の沢の割には明るく綺麗な沢で気持ちが良い。すぐに7m(F1)、9m(F2)の滝となり山田リーダーとIさんにビレイをしてもらい登る。沢登り3回目なので、少し慣れ、小さな滝も多く、楽しみながら進んでいける。足から感じる水は冷たさを感じず、シャツ1枚でも汗が出てくる。15m(F5)の大滝は垂直で上部がハングしているので高巻く。もう一か所、ビレイをしてもらい、12時、ゆっくりとした昼食。休むと寒くなったので上着を羽織る。
午後からは、水が、沢の下を通る伏流となり、枯れたガレ場を登っていくと右側に水が湧いている水源をKさんが見つけてくれた。浮石が多く、石を落とさないように慎重に登っていくがあちこちで「ラク」の声。
そして、大きな岩が積み重なったチョックストーンの涸棚(かれだな)に到着。最初、足場がないので、岩と岩の間に体を横向きに入れ、左側の岩を背中で押し、右側の岩を両膝で押しながら体を上げ、足場を確保するところがポイントのこと。山田リーダーの模範演技の後、荷物を背負って登ると難しいので、先に登った山田リーダーとKさんがザックを、なるべく岩に擦れ痛まないようにロープで引き上げてくれ、ビレイしてもらいながら空身で挑戦。その後のつめは、壁の岩が剝がれやすく、浮石も多い。途中、沢靴を履きかえ、左に巻いて烏尾山山頂を目指す。
まずは、フィックスロープのカラビナ通過でトラバース。3点確保でないと下に落ちそうで、初めてフィックスロープの有難さを知る。やっと山田リーダーのところに着き、烏尾山山頂に向かって急な坂をつめていったが、途中で滑って進まなくなる。先に登っていたYSLが急いで30mロープを出してくれたが間に合わず、山田リーダーのところまで滑り落ちる。Iさんより、「ここは、止まるところがあるからいいですが、なければ、滑り出したら勢いがついて止まりませんよ」。今度は、出してくれたロープを使ってごぼうで難なく登る。滑り落ちる体験をしたおかげでお助けロープの有難さを知る。
最後のつめに予定以上の時間がかかり、ヘッドランプを使って、18時過ぎに大倉バス停到着、18時36分のバスで全員元気に渋沢駅到着。
山田リーダーより「最後のつめまでが沢登りとなります。つめは大切です。何度か経験すれば、つめのルートの見極め、足の裏全体で登れる足首の柔軟性などが身についてきます」。
皆さま、ありがとうございました。
投 稿 者 吉見 晃
写真撮影者 伊藤 道也、 岡戸 真二、 吉見 晃