2024. 11.24 戸倉三山 B
山行名 戸倉三山 (臼杵山、市道山、刈寄山)
山行日 11月24日(日)
リーダー 佐藤 淳
参加者 17名(女性11名、男性6名)
コース JR武蔵五日市駅 ⇒ 今熊登山口BS → 今熊山 → 刈寄山 → 市道山
→ 臼杵山 → 荷田子峠 → 荷田子BS ⇒ JR武蔵五日市駅
歩行時間 8時間6分(休憩含む)
コメント 本日は、朝から快晴で初冬の青空が広がり、日差しの温もりが感じられる最高の登山日和の一日でした。 戸倉三山とは、東京都あきるの市の南西部にあって、秋川の南面にある「臼杵山(うすき山)・842m」、「市道山(いちみち山)795m」、「刈寄山(かりよせ山)687m」の三つを合わせた総称である。
ネットの山岳ガイドには、「戸倉三山は、1日で登るのは大変である。若人なら苦も無く縦走するだろうが、中高年や初心者には少し無理である」と紹介されている約15kmの登山コースである。
JR武蔵五日市駅に午前7時前に到着し、バス停を確認に行くと誰も並んでいない。 隣の三頭山行きのバス停に、約20名余り並んでいた登山者に、今熊登山口行きのバス停を尋ねても、誰も「知りません」との回答。 それほどマイナーな山々であるが、同三山は本年3月31日に開催された「日本山岳耐久レース(ハセツネCup)」のコースの一部にもなっており、日頃からトレイルランニング愛好者には有名な縦走路。 本日も4~5名のトレイルランナーとすれ違いました。
コース取りは、多くの山岳ガイドブックは、秋川沿いから臼杵山へ登り、その後、市道山経由で刈寄山を登る縦走路を紹介しているが、本日は逆コースで、今熊山へ登り、その後、刈寄山経由市道山から臼杵山へ縦走するコース。
同三山の頂上は、三山とも樹木に囲まれ、全く眺望の無い山頂であるが、東京都の立派な山頂標識があり、また、刈寄山から市道山へ向かう猪畑尾根から都心の素晴らし眺望が見え、東京スカイツリーや筑波山もハッキリと確認する事が出来ました。
市道山から臼杵山までは、緩急の差が大きく、アップダウンの多い尾根を、佐藤リーダーの先頭のもと、30分毎の小休憩をキッチリと取って頂き、誰一人も大きく遅れる事も無く、
臼杵山へ予定より早く12時過ぎに到着。
その後、北方に見える日本200名山の一つ「大岳山」を見ながらグミ尾根を下山して、山行予定より一時間以上も早く荷田子バス停へ参加者全員とも無事に下山。 本日は、レベルB山行であったが、歩行距離と標準コースタイムから勘案すると、ほぼA山行入門レベルの内容でしたが、リーダーとサブリーダーの素晴らしい企画と縦走路沿いの尾根に素晴らしい紅葉がたくさん残っており、更に木々の間からの木漏れ日や、予想外の小さなお花がたくさん咲き残っていた素晴らしい低山縦走の1日であった。
【SLが見つけたお花一覧】
1,リュウノウギク (キク科の多年草、晩秋に花を付ける・①の1段目)
2.ミヤマシキミ (ミカン科、ツボミと咲いた後の実が、同じ木にある・①の1段目)
3.マユミ (実が割れて、赤い種が飛び出す・①の2段目)
4.ヤブコウジ (冬に赤い果実をつける、十両・①の2段目)
5.センブリ (リンドウ科、白い小さな花で薬草・①の3段目)
6.リンドウ (秋に咲く紫色の花、別名はイヤミグサ・①の3段目)
7.ツルリンドウ (つる植物、紅紫色の果実が花弁の先に実る・②の1段目)
8.キッコウハグマ (綿毛になっている、キク科の多年草・②の1段目)
9.カシワバハグマ (綿毛になっている、キク科の多年草・②の1段目)
投 稿 者 渡辺 清道
写真撮影者 加納 里香