2024.12.14 高麗山 D

山行名  高麗山D     

山行日  12月14日(土)

リーダー 加納 里香

参加者  16名

コース  大磯駅 - 化粧坂 - 高来神社 - 東天照 - 大堂 - 八俵山 - 浅間山 - 湘南平 -

揚谷寺谷戸横穴群 - 大磯駅

歩行時間 実動3時間30分 

コメント 

 快晴に恵まれ大磯駅を出発。登山口のある高来神社まで、旧東海道大磯宿の化粧坂を歩く。沿道の史跡、草木の名前、浮世絵から飛び出したかのような松並木など、沢山の発見と気づきに知識豊富な皆さんの会話が弾む。

 高来神社まで来ると、白い鳥居の向こうに紅葉の高麗山が大きく姿を現した。神社の奥に登山口があって、階段を右に曲がり女坂を登る。高麗山には3つの峰があり、東から東天照、大堂、西が八俵山。大堂には神社の上宮跡があり、古代の繁栄を感じる。どの峰もなだらかで健康登山にはうってつけである。

 ここまで眺望がなかったが、八俵山から先は広葉樹の森が広がる。暖かい日差しを浴びてのんびり歩く。手入れされた下草、木々には木名を記した名札、ここを管理する人々の思いが伝わってくる。この先、湘南平までは一息だ。

 湘南平で弁当を食べた後、展望台へ向かう。コンクリートの立派な建物でここには何度か来ているが、最上階に登ったのは初めてだ。聞いた通り、箱根の山々から富士山、大山へ続く峰々がくっきり見える。眼下には大磯の町、伊豆大島のその先まで見える海、西には高麗の森が広がっている。

 ここから坂道を下り、揚谷寺谷戸横穴群に向かう。古代の「墓場の谷」で斜面をくり抜き、しゃがむと人が入れそうな横穴がいくつもある。地形をうまく利用した古代人の知恵だが、不気味に感じるのは私だけであろうか。

 ここを更に下って住宅街に入り、断崖の際をぬうようにしばらく歩き、大磯駅で解散。高麗山を堪能した楽しい一日だった。なお、予定にあった高田公園は、皆さんの疲労の度合を考慮して割愛した。

投 稿 者 中澤 正子

写真撮影者 谷口史郎、中澤 正子

①旧大磯宿街道の今
②高来神社
③大堂の上宮にて
④手入れされた森を歩

⑤湘南平 展望台からの眺め
⑥揚谷寺谷戸横穴群
⑦横穴にいるのは古代人?

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