2025. 1.11 第1回多摩百山 金比羅山から日の出山C

山行名  第1回多摩百山金比羅山から日の出山 

山行日  1月11日(土)

リーダー 加納 里香

参加者  31名(女性21名、男性10名)

コース  JR武蔵五日市駅 → 金比羅山 → タルクボの峰 → 麻生山 → 日の出山 → 顎掛岩 → つるつる温泉
     BS ⇒ JR武蔵五日市駅

歩行時間 7時間15分(休憩を含む)、14.1km

コメント 奥多摩の登山ガイドブックに、「関東平野を一望する山頂は、御岳山と共に多くのハイカーが訪れる人気のピーク。 御岳参りの道筋の一つでもあり、かつては行者(山伏)らが越えていった山である」と紹介されている日の出山(902m)。

その行者道を残す金比羅尾根を通って、武蔵五日市駅前の市街地から金比羅山(468m)、麻生山(794m)を経由して、日の出山まで、約10kmの工程。

 本日は、高気圧に覆われて広く晴れた登山日和でしたが、朝の冷え込みが身に染みる寒さのなか、東は柏市やさいたま市、西は山梨県笛吹市から参加された方々を含めて、1班から3班に分かれて、1班はリーダーを先頭に、2班と3班は経験豊富なSL3名が付いて武蔵五日市駅を出発し、本日も全員無事に、ほぼ予定のコースタイムで3つの低山を縦走して、つるつる温泉へ下山する事ができました。 特に、SL3名の的確な小休憩や着衣調整の助言やコース取りのアドバイスを頂き大変参考になりました。

武蔵五日市駅から住宅街を抜けて15~20分ほど歩くと、金比羅山への登山口がある。 よく整備された道を登って行くと、6~7月の梅雨の頃に、ヤマユリの大輪やアジサイがきれいとの話がある琴平神社と金比羅公園展望台がある。 そのお社の裏手に回り込むように金比羅尾根の登山道が続いている。

同登山道は、稜線のため全体的になだらかな道で、多少のアップダウンがあるものの徐々に標高を上げて行く道なので、息が上がることもなく、快適に歩いて行けた。

以前に、ソロ(一人)で金比羅尾根を歩いて日の出山から下山した時に、「この尾根道は登山道としてはやや広く、なぜこんなに快適な道なのだろうか?」と思っていたが、今回調べた結果、御岳山にあるニホンオオカミの神様を奉る「武蔵野御嶽神社」の参拝のための表参道として、江戸時代以前は多くの参拝者や行者らが登っていた参道であった事が分かった。 尾根の道幅が広くて、荷物を背負わせた馬も歩きやすかったであろう等と考えながら歩き続けること約3時間。 途中3~4回の小休止と昼食を挟みながら日の出山方面へと向かって行くと、麻生山到着。 同山頂からは、雪を被った男体山(日光市)や白根山も見る事ができ、関東一円が見渡せる大変素晴らしい展望であった。

その後、昼食を取って、日の出山方面に向かうと、急に現れた立派な石積みに驚きながら石階段を登って行くと、日の出山の山頂に到着。

御岳山から見て、日が昇って来る方角に位置する為、その名が付けられたと言う山頂から都心の大パノラマを楽しんだあと、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が顎をのせて関東平野を望んだと伝わる顎掛岩(アゴカケイワ)を経て、植林の山腹をジグザグに下降してつるつる温泉へ下山した。

本日の参加者の感想も、「金比羅公園展望台からスカイツリーが見えたよね。まだ、目は悪くないね。」、「参加して良かったよね。また、来たいよね。」などとのコメントもあり、本当に歩きやすくて展望の素晴らしいコースでした。

最後に、SL3名の方々のサポートと、本山行の下見の為に、昨年末に貴重な休日を割いて武蔵五日市駅からつるつる温泉までのコースを往復して、コース状況の確認をして頂いたリーダーに、心より感謝申し上げます。

投 稿 者  K.W、 R.K

写真撮影者 K.W

①お花各種(上から)
ロウバイ(蝋梅)・シャクナゲのツボミ? カンアオイ(寒葵)・寒桜?

②金比羅公園展望台
➂麻生山
④山頂標識

⑤顎掛岩と展望
➅集合写真

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