2025. 2.17 日蓮上人布教の道(続編)D

山行名  日蓮上人布教の道(続編)   

山行日  2月17日(月) 2回目

リーダー 藤田 幸子

参加者  19名 (男性2名 女性17名)

コース  江ノ島駅―龍口寺―満福寺―広町緑地七里ヶ浜入口―外周路―霊光寺―日蓮雨乞いの池―七
     里ヶ浜駅=長谷駅―長谷寺(昼食)―光則寺―(路地散策)―日蓮聖人辻説法跡―本覚寺―
     鎌倉駅

歩行時間 5時間(参詣・昼食時間含む)

コメント 鎌倉時代、相次ぐ災害で乱れた世の安泰を願い「立正安国論」を著した日蓮上人は、幕府から迫害を受けながらも命がけで法華経を説き続けた。日蓮の苦難に満ちた布教の道に思いを馳せながら、早春の鎌倉を歩いてきた。
 江ノ島駅で集合し、まず、日蓮の弟子が龍ノ口刑場跡に建立した龍口寺に参拝した。説明板には、日蓮がこの地で斬首刑を免れた奇跡が綴られている。江ノ島方面から飛来した満月の様な光の玉が討手を襲い、処刑できず佐渡流罪となったのである。境内の見所を巡った後は、七里ヶ浜の海岸通りから標高約70mの広町緑地まで一気に登る。小高い尾根からスリル満点の急坂を15分ほど下りると、「日蓮雨乞いの霊験」が伝わる霊光寺が現れた。山間にひっそり佇む本堂前では、日蓮上人像が眼下の池を見据えて祈願する姿が神々しい。
 昼近くになると汗ばむ陽気になり、七里ヶ浜駅から江ノ電に乗り梅満開の長谷寺へ向かった。午後は「立正安国論」と深く関わる光則寺を訪れ、蝋梅や古木が見事な庭園を一周した。続いて長谷から鎌倉駅方面に向かう路地の散策を楽しむ。この界隈は文豪邸や歴史的建築物が多く保存されており、川端康成邸、古我邸(日本遺産)等を遠目に見学した。若宮大路を横切って日蓮辻説法跡地を見た後は、本日のフィナーレ本覚寺へ。境内には61歳で生涯を終えた日蓮上人の遺骨(分骨)御堂があり、さながら墓参りである。様々な迫害・法難にも屈せず万民を救うため歩き続けた日蓮に、宗教を超えて感銘を受けた一日だった。
 毎回素敵なコースを企画してくださるリーダー、参加の皆さま、楽しい時間を共有していただきありがとうございました。

投 稿 者   奥村 千秋

写真撮影者  藤田 幸子

龍口寺五重塔
龍口寺仏舎利塔
霊光寺祈雨旧跡
雨乞の田辺ヶ池
長谷寺弁天窟
長谷寺で昼食
光則寺の土牢

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