2025.3.30  ハンノ木尾根 B

山行名  ハンノ木尾根   

山行日  3月30日(日)

リーダー 福田明彦

参加者  14名(男性5名 女性9名)

コース  奥多摩駅=梅久保BS―イソツネ山―沖ノ指山―六ツ石山―狩倉山―759m―奥多摩駅

歩行時間 7時間(休憩含む)

コメント 雨により山行が翌日に延期となった為、残念ながら数名のキャンセルもあったが、14名が奥多摩駅に集合した。ここから10分程バスに乗ると、本日のスタート地点となる梅久保BSに到着する。山行手帖に「急登のバリエーションルート」と記載があったが最初から急登のようで、リーダーからもストックは1本にして片手は空けておくようにということと、落石に注意するようにと話があり気が引き締まった。
前日の雨の影響が心配だったが、地面はぬかるんでおらず、気候は寒過ぎず丁度良い。歩き始めてすぐにアキレス腱が伸びきりそうな急登が始まった。体が慣れないうちからのきつい登りは辛い。時折聞こえる「ラク!」という声に敏感に反応しながら、自身も石を落とさないように、足を滑らせないように一歩一歩慎重に進んでいく。最初のピークのイソツネ山まで約1時間で400m程を登った。ここからの勾配は少し緩くなるが、まだまだ登りは続く。途中でバリエーションルートから破線ルートに合流するのだが、道が分かりづらい所もあり何度か皆で地図を確認しながら進んだ。このようなルートは個人山行では怖くて行けないので、会山行で経験させて頂けることが大変有り難い。
沖ノ指山に着くころには雪景色に変わり、木々の上から雪や解けた滴が落ちてくるので、ザックカバーを付けた。標高が1000mを超えるこの辺りでは、昨日は雨ではなく雪だったのだろう。きれいな霧氷も見られ、まるで雪山に来たような気分で嬉しくなる。ハンノ木尾根では開けて歩きやすい道となり、途中で少し早めの昼食をとった。「お尻が冷たいね」「上から水滴が落ちてきた」などと皆で話しながら、雪景色を見ながら食べる昼食はとても楽しかった。
六ツ石山で集合写真を撮り、狩倉山を雪の為に巻き道で通過すると、長い下りの始まりだ。標高が下がると雪が解けてぬかるんだ道となる。木の橋を慎重に渡り、落ち葉が積もって滑る所ではスピードを落とし、濡れた石や木の根にも注意をしながら下っていく。ようやく舗装路に出た時にはほっとした。その後は花の写真を撮ったり話をしたりしながら奥多摩駅へ向かい、予定よりも約1時間早く到着し、解散となった。

~最後に~
当初は雨予報で中止になるのではないかと心配していましたが、翌日に実施して頂けたことで思いがけず雪山気分も味わえてとても充実した一日となりました。天気予報をギリギリまでチェックし、山行中も細やかに気配りをして下さったリーダー、サポートして下さったサブリーダー、ご一緒して下さった皆様、本当にありがとうございました。

投 稿 者 M
写真撮影者 参加者

①トンネル脇からスタート
②急登に苦戦
③ きれいな花に癒される
④すっかり雪山
⑤六ツ石山にて
⑥木の橋は一人ずつ
⑦しっかり春山
⑧本日のルート

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