2025.4.5 石尾根縦走A
山行名 石尾根縦走
山行日 4月5日(土)
リーダー 三谷嘉章
参加者 4名(男性2名、女性2名)
コース 奥多摩駅(7:25)=鴨沢バス停(8:15)―堂所(10:00)-七ツ石小屋(10:40)―鷹ノ巣山(13:35)―六ツ石山(15:00)―奥多摩駅(17:00)
歩行時間 8.5時間
コメント リーダーになってから「行ってきました」を書く機会がなくなった。なので久しぶりに書いてみる。「行ってきました」を書くということは、別に文章の旨さを問うてはいない。その山行を客観的に振り返り記録するという行為は山行を作り上げる役割の一部と捉えて欲しい。声をかけられたら「これもレベルアップの一環だ」と思い積極的に受けてみて欲しい。
さて石尾根縦走。この企画本来であれば新幹事初山行でやろうと思っていた企画だ。
初山行でA。距離23㎞高低差約2000mコースタイム10時間を1日で歩くというチャレンジングな企画であったが、諸般の事情で幻の初山行となった企画である。日も長くなる4月ころ、雪山で鈍った体を地上歩きにアジャストするにはいい企画だと思い再浮上させた。
だが話はそううまくは進まない。その週の半まで関東の山間部はまさかの雪である。YAMAPなどのレポートによると、七ツ石小屋から将門馬場あたりまでは雪のようだ。しかし天気は良さそうなので実施することにした。
当日。メンバー全員が早い時間に奥多摩駅に集合できたので一本早いバスに乗車。
晴れて気温もちょうどいい。4名と少人数だがきつい行程の山行だからこのくらいの人数であれば細かくメンバーの状況も把握できるし、コミュニケーションもとれるので新米リーダーとしてはちょうどよい。
七ツ石小屋までサブリーダーをTOPに2時間強といいペースで登る。今回のサブはリーダー同様山歴は浅いがかなりの健脚。安全登山講習や岩場山行、インドアなど積極的に取り組み、サブリーダープーリングシステムの2期生でもある。信頼できるサブの一人に育ちつつあるがペースコントロールとルートファインディングが課題だ。
七ツ石小屋で休憩したあと石尾根への分岐でチェーンスパイク装着。案の定ここから先踏み後が薄い。しばらく歩くと視界が開ける。気持ちの良い縦走路だ。しかもあまり踏まれていない雪道。そこまで踏み抜くこともない。歩いていて楽しい。特に雪の下りはリズムがつかめればスピードに乗って下ることができるので速い。鷹ノ巣山までアップダウンが続く。
鷹ノ巣の避難小屋で20人くらいのツアーの団体に出くわし先行させてもらう。なんとなく2班に分かれていたようだが、ほとんど一塊だったので班分けの意味がない。せめて数分離れていればよいと思う。自分が班分けするときは「5分離れて歩け」とサブに徹底している。
程なく鷹ノ巣山到着。ここまでくれば一安心。徐々に雪が少なくなってくるが逆に泥が多くなってくるので足元が滑る。結局チェーンスパイクを外せたのは六ツ石山を過ぎたあたり。そこから先は全く別の山のようだ。まだ明るいうちに奥多摩駅前到着。
今回の山行は三谷のA山行初参加の人や70代のメンバーとバラエティーに富んでいたが予定よりも短い時間で長距離の雪道を問題なく踏破した健脚ぞろい。夏山に向けてこうしたトレーニング山行企画が続くがレベルを上げたい人はチャレンジしてほしい。
下山後はリニューアルした「もえぎの湯」。アルカリ性単純泉のいい温泉だ。下山飯は「暫亭」。炭火でじっくりと焼いた串鳥は絶品だ。温泉、酒、旨い肴と贅沢なひとときを過ごす。
「ああ、今日もいい山行だった・・・。」
投 稿 者 リーダー
写真撮影者 メンバー