2025.5.18 モミソ沢(丹沢)B

山行名  モミソ沢(丹沢)B

山行日  5月18日(月)

リーダー 井阪和夫

参加者  8名(男性6名、女性2名)

コース   渋沢駅=大倉−戸川林道−モミソ沢 – 入渓点−堀山−大倉バス停=渋沢駅

歩行時間 6.5時間

コメント どんよりとした曇り空だったが、丹沢の登山口・大倉バス停はいつも通り賑わっていた。舗装路を1時間ほど歩き、身支度を整えて沢に取り付く。途中、高さ15メートルほどの「モミソ岩」では、岩登りを楽しむパーティを横目に通過。入渓するとすぐに、新緑に包まれたゴルジュが広がり、前日の雨で増水した沢水がきらきらと輝いていた。普段は水量の少ない沢とのことだが、この日は豊富な水量に恵まれ、流れも程よく、快適な遡行が続く。
入渓後は、チムニー(岩壁の中に縦に入る割れ目で、人一人がやっと通れる大きさのもの)やフェース(平滑な岩壁)、チョックストーン(大きな岩が挟まった滝)などバリエーションに富んだ滝が次々に現れ、フリクションやステミングを駆使しながら進んでいく。技術的にも変化に富んだルートで、飽きることなく楽しめた。
核心部の12メートル大滝では、Iさんが見事にするすると登り切り、拍手が沸き起こる。滝上で支点を構築して、ロープで他メンバーの安全を確保してくれた。
今回は沢登りの名人・Yリーダーが急遽参加されることになり、非常に心強い存在だった。あるメンバーが難所で苦戦した場面では、3人がかりで確保する場面もあったが、連携のとれた動きで無事にクリア。
下山は大倉尾根を経由し、途中の見晴茶屋に立ち寄って美味しいコーヒーをいただく。ここのご主人は、今年から新幹事になられる方で高山植物に大変お詳しいと聞く。今後の山行がさらに楽しみになる出会いだった。

投 稿 者 原坊
写真撮影者 参加者の皆さん

①メンバーはベテラン揃い
②普段は枯れ沢だが、前日の雨で水量も多め
③フリクションをきかせながら慎重にチムニーを登る
③一歩、一歩、慎重に
⑤チョックストーン
⑥時には3人がかりで引き上げることも
⑦見晴らし茶屋で休憩

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