2025.5.12 武川岳〜伊豆ヶ岳 B
山行名 武川岳〜伊豆ヶ岳
山行日 5月12日(月)
リーダー 久保田 勝美
参加者 20名
コース 飯能駅=名郷ー登山口ー天狗岩ー前武川岳ー前武川岳ー山伏峠ー伊豆ヶ岳ー女坂ー馬頭観音
ー正丸駅
歩行時間 6時間45分(休憩含む)
コメント 不安定な天気だが予定通り実行するのでヤル気のあるものだけそのつもりで来るようにとの檄文をリーダーから頂き、多少の不安を感じたが、久々の山行、かつ武川岳は初めてなので行ってみたいという気持ちで覚悟を決めて参加。蓋を開けてみると集合した強者20名のうち、男性陣は総崩れでなんと黒1点となってしまった。
飯能からは入間川沿いの目に優しい新緑と歴史のある名栗村の集落を眺めながらの快適な1時間ほどのバス旅で終点の名郷で下車。天候等を総合判断し本日はルートを臨機応変にするかもしれないが楽しく歩こうとのリーダーのお言葉でスタート。登山口からの山道は、高尾山や丹沢、山梨方面の山と比べて、とても足に優しく歩き易いと感じたが、これは地質の違いによるものか、それとも単にその日の体調のせいかはわからない。
天狗岩手前の分岐で、トップのSLがCLの同意を得て男坂を選択。歩き易い登山道は一変してゴツゴツとした岩と格闘する緊張感溢れることとなったが、本日のハイライトの一つとして楽しむ事ができた。
前武川岳を経て程なく1052mの武川岳の山頂に到着。別名ホーキ平と言われる通り広い山頂。生憎の小雨なので木陰で雨具をつけての昼食休憩だがこれもまた楽しからずや。近くで夫婦者と思われるハイカーもランチを楽しんでいる〜そう言えば今日初めて出会った登山者かも。
第2峰目の伊豆ヶ岳に向けて東に下る。目指す山伏峠はなんと下りきった県道上にあった。そうか、峠とは山と山の間の低い地点で、昔から山越えの道の高いところだったと教えられた事を思い出した。現在はロードバイクのヒルクライムに人気の峠だそうだ。
道路を横切るとすぐに伊豆ヶ岳への登山口だ。雨もあがり、ここからの登山道は初めてなので喜んで登り始めたが、狭い切れたところがあるので気が抜かないようにとリーダーより注意喚起を受け緊張する。しかし足が疲れてきているのに、頂上まで結構な急登が続き、それまで聞こえてきたお喋りは全く聞こえなくなった。一応はB山行でもあり、おいらくメンバーとしての面目にかけて黙々と登り、漸く見覚えのある山頂に到着しホッと一息。しかし曇りで願望はなく集合写真を撮って下山道へ。
正丸駅を目指す下山の道すがら、今日の山行の2山を比べて考えてみたが、1052mの武川岳より851mの伊豆ヶ岳の方がなぜ一般ハイカーに人気があるのだろうかわからなくなってしまった。本日のルートや天候で展望がない事もあるが、荒々しい伊豆ヶ岳と、登山道のメリハリやまわりの木々やしっとり感というか自然に包まれて歩いている感を感じた武川岳では、後者の方が個人的には満足感を得られたように思えるのは何故だろうか? また味わい深い奥武蔵の山を訪ねてみるとヒントが得られるかもしれない。
民家や家が近くなってオダマキやヤマブキソウに出会って気がついたが、そう言えば今日はどういう訳か山野草に遭遇した記憶が少なかったような気がする。とは言え、登山道での名も知らぬ清楚な白い花や、山ツツジには十分楽しませていただいた。
正丸駅には3時半到着と電車の時刻を見計ったように着いた時は、20名をコントロールし先導したK-SLの底力と、しんがりのM-SLの安心感に脱帽。
投 稿 者 M.F.
写真撮影者 S.K. M.F. 他