2025.7.10-11 蒲生岳・会津朝日岳 A

山行名  蒲生岳・会津朝日岳 A

山行日  7月10日~11日(木~金)

リーダー 小島幸代

参加者  7名

コース  
一日目 会津田島駅=只見駅=蒲生岳登山口―蒲生岳―蒲生岳登山口=宿泊
二日目 宿=会津朝日岳登山口―会津朝日岳―会津朝日岳登山口=只見駅

歩行時間 ①3時間 ②9時間 (休憩含む)

コメント 
【一日目】
12時半に只見駅前の宿に到着。曇りのち雨の予報だが、「行かれる所まで登りたい」との一致した意見により宿の車で登山口へ。12時40分より登山開始。夕立を考慮して
比較的安全な南尾根コースをピストンする。只見四名山の蒲生岳は田部井淳子さんが
「会津のマッターホルン」と称したツンと尖ったカッコイイ岩山だ。
見た目通り出だしから急登の連続で1時間も歩かない内から汗だくとなる。視界が開けると只見川沿いの集落や只見線、田子倉ダムを見渡せる。岩場と松尾根が交互に現れる。
スリルのあるトラバースが多いルートを登り14時登頂。360度の眺望のはずだが、曇りで残念ながら視界は良くない。下りは急下降且つ岩場が連続し気が抜けない。
15時45分に下山した時はホットして放心状態。
夕飯はビールで乾杯した後沢山のご馳走に一同舌鼓みを打つ。近くで採れたいわなの塩焼きは絶品!! 本日の健闘を称え合い、明日の本命登頂を祈る。

【二日目】
リーダーが企画し三年越しで実現した会津朝日岳登山。尾瀬の北側に広がる朝日山群の北端に位置する奥まったこの山は日本二百名山だ。早朝4時に宿に不要な荷物をデポし
登山口まで送って貰い、宿で用意して貰った朝食を食べて、いざ出発。
沢沿いの道は歩き易く、ホトトギスやアカショウビンの歌声に癒され、渡渉では暑さが和らぐ。1時間程登ると「最後の水場三吉ミチギ」に出る。甘味のある美味しい水だ。冷たい水を飲んだり手を冷やしたりと暫し休憩。早朝で曇っているにも拘らずムシムシしてすでに汗だくだ。熱中症対策にはこまめな水分補給と立休憩だ。長い九十九折を登ると「人見の松」で視界が開けピークの「叶の高手」で小休止。
ここから暫く下ると「クロベの巨木」(日本特産種で深山に生える針葉樹、別名ネズコ)に出合う。「熊ノ平」まで大きく下り、登り返すと避難小屋が見え更に急登を進むとまるで城壁のような山頂稜線が聳える。幸い心配していた雪渓は登山道には残っておらず安心した。
急峻な岩場を一気に直登し頂上かと思いきや、更に右へ細い岩稜を進むと9時15分やっと登頂!!登り約5時間、累積標高差1400mは長かった~。山頂からの眺望はガスっていてほとんど見えず。しかし天候次第で途中撤退の可能性もあったので、2座とも登頂出来たのは何よりも嬉しかった。

投 稿 者 I.S
写真撮影者 A.S

①会津のマッターホーン蒲生岳
②夫婦松
③鼻毛通し
④岩壁を登る
⑤蒲生岳山頂
⑥岩岩の下り
⑦只見線会津蒲生駅
⑧会津朝日岳の最初は沢沿いの道
⑨渡渉を繰り返す
⑩雪渓はほとんど溶けていた
⑪会津朝日岳山頂
⑫山頂直下は岩スラブ

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