2025.7.31 苗場山 B
山行名 苗場山 B
山行日 7月31日(木)
リーダー 小島 幸代
参加者 9名
コース 和田小屋 → 神楽ヶ峰 → 苗場山 → 神楽ヶ峰 → 祓川登山口登山口駐車場
歩行時間 9.5時間(休憩含む)
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盛夏の中、頑張って登った先には、お花畑と「雲上の楽園」というご褒美が待っていた。
朝8時過ぎ、和田小屋からスキー場を横切って登山道に入る。秡川ルートは、石がゴロゴロした道で、ところどころに木道はあるものの、決して歩きやすい登山道ではなかった。
11時半頃、神楽ヶ峰に到着。目的地の苗場山がドーンと目の前に現れたときは、思わず気持ちが折れそうになった。というのも、苗場山は山頂こそ平らだが、そこへ至るには神楽ヶ峰から鞍部まで急降下し、そのあとさらに急登が続く。しかも、午後1時までに山頂へ到達できなければ、引き返さなければならないとのことだったからだ。
「行くっきゃない!」と覚悟を決めて下った鞍部では、黄色(キンコウカ)、紫(シャジン、ウツボグサ)、紅(シモツケソウ)などの花が咲き誇り、花畑のご褒美に元気をもらって、最後の登りに挑む力が湧いてきた。
最後の急登は、登りやすい木の階段にも助けられ、リーダーの予想どおり、午後1時頃に頂上に到着。そこには、上越の山々を背景に、池塘が青空を映してキラキラと輝き、緑の中でワタスゲが風に揺れる「雲上の楽園」が広がっていた。「苗場」という名の由来になったという稲の苗に見えるミヤマホタルイも、池塘の中で小さな花をつけて風に揺れていた。時間があれば、もっとゆっくり歩き回ってみたかったなぁ。
短い昼休みの後、途中の雷清水で手ぬぐいを濡らして、黙々と下山した。予定よりも下山時刻が遅れてしまったが、驚いたのは、リーダーとサブリーダーがタクシーを待たせたことを気遣い、なんと駐車場まで走ったこと。何というエネルギー!
なかなかタフな山行だった。
投 稿 者 アコババ
写真撮影者 メンバー