行ってきました 2022.5.28-30 燧ケ岳 B
山行名 燧ケ岳 B
日 時 2022年5月28日(土)~30日(月)
リーダー 藤田眞太郎
参加者 8 名
コース
1日目 沼田=大清水―三平橋―尾瀬沼休憩所―長蔵小屋(泊)
2日目 長蔵小屋―浅湖湿原―ミノブチ岳―燧ケ岳―見晴新道―尾瀬小屋(泊)
3日目 尾瀬小屋―竜宮十字路―山の鼻―鳩待峠=沼田
歩行時間 1日目 3時間 2日目 7、5時間 3日目 4時間
コメント
燧ケ岳は東北地方以北の最高峰であり2356Mの柴安嵓(しばやすくら)・俎板嵓(まないたぐら)・ミノブチ岳・赤グレ岳・御池岳の五つの峰からなる。今回は尾瀬登山道を開き、長蔵小屋を建てた平野長英の小屋泊と長英新道で双耳峰を登る。下山は見晴新道を使い尾瀬小屋泊して最終日は尾瀬ヶ原の散策と余裕のある山行であった。前日まで降り続いた雨はすっかり上がり雲一つない快晴の三日間であった。
長英新道の6合目辺りからは視界も開け会津駒ヶ岳の雄姿が疲れを癒してくれた。俎板嵓から柴安嵓への急斜面の雪面は手強くキック繰り返しながら最高峰にたどり着いた。そして山頂からは尾瀬沼の奥に日光連山、尾瀬ヶ原の奥には至仏山を始め会津駒ヶ岳、越後三山、まで360度大パノラマを心行くまで楽しんだ。
下山の見晴新道は流石に名前通り目の前には絶景が広がり気分爽快に思われた が、しかしその気分は束の間で、すぐに森林の急こう配の中での藪漕ぎの始まりだった。トレースも枝布も無い雪道を2時間ほど悪戦苦闘して漸く尾瀬小屋に到着した。雪の急斜面での登り降りではロープを使い安全を確保した。
特に残雪期の登山道は雪で覆われるのでコンパスでの方向確認は必須で、少ないトレースやところどころの赤布(枝布)だよりでは道迷いになることを学んだ。今回は何といっても風呂付きときれいなトイレ、全員が完食した美味しい料理の小屋と咲き始めの水芭蕉とリュウキンカのコラボや湖面映る逆さ至仏山、燧ケ岳の雄姿も堪能した。雨男のリーダーを晴れ女が勝った晴天に相応しい大いに楽しめた山行でした。
投稿者 石田与吉
写真撮影者 藤田眞太郎
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