山行名　　北八ヶ岳　高見石から縞枯山　（雪山初級）　　Ｃ

山行日　　令和５年２月４～５日（土～日）

リーダー　綿貫政夫

参加者　　１７名（男性５名、女性１２名）

コース　　 茅野駅＝渋の湯－高見石－白駒荘（泊）－茶臼山－縞枯山－雨池峠－ロープウェイ駅＝茅野駅

歩行時間　１日目　３時間１０分　　２日目　４時間１５分

コメント　　
１日目　メンバー１７名が２班に分かれ１２時、ゆっくりと歩行開始。沢沿いに高度を上げ、どんより曇った賽の河原を通過。夏は灼熱地獄なのに、今は氷雪と強風の斜面。登った先の高見石から見下ろした白駒池へと下り白駒荘へ到着。
白駒池の広がりにはしゃいで、同じ構図の写真を何枚も撮った。新館の広い部屋で車座になり、サブリーダーが背負ってきてくれたドリップコーヒーと美味しいお菓子、なにより和やかなひと時に心が温もる。山小屋とは思えない贅沢な食事とお風呂にも驚いた。窓の外は粉雪が舞っていた。

２日目　銀一色の白駒池に朝日が射しこんだ。白駒荘のご主人に見送られて８時出発。目に入るのは混じりっけなしに透き通ったブルーの空となだらかな雪原。霧氷で銀細工のような木々が輝く。麦草峠から樹林帯を登る。茶臼山手前の急登をクリアすると大展望が開けた。八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、そして北アルプス、眼を凝らせば槍の穂先、白馬連峰までが、雲一つない青空の下に連なっている。
何という幸運な山行！縞枯山の下りも斜度があったが、リーダーや先輩方から教わったアイゼン歩行のレクチャーのおかげで安全に通過した。１２時過ぎにロープウェイ駅へ着きアイゼンを外し、名残惜しく山を降りた。幾度も歩いている北八ヶ岳、その厳冬期の風景の素晴らしさを知った２日間であった。

投稿者　高林正子

写真撮影者　綿貫政夫　田中　泉　山田玲子