2023.3.25~27 京都一周トレイル B

山行名  京都一周トレイル B

山行日  2023年3月25日~27日(土〜月)

リーダー 高木 明 

参加者  16名(男性4名、女性12名)

コース  

1日目 京都駅=稲荷駅一大文字山一銀閣寺=京都市内泊
2日目 二条城駅=鞍馬一江文峠一大原泊
3日目 大原一水井山一比叡山一銀閣寺一解散

歩行時間 1日目 7時間30分  2日目 3時間  3日目 7時間45分 (休憩を含む) 

コメント  

1日目:桜の季節、古都の周辺を歩くことは積年の憧れであり、ワクワクした気持ちで新幹線に乗車。天気は小雨の予報でしたが、京都に着くと既に雨はあがっていました。

伏見稲荷から山行をスタート。当初心配していた外国人観光客による混雑も予想より少なく、千本鳥居をスムーズに通過できました。朱色の千本鳥居が伝統的な日本の情景を演出し、辺りは神秘的な雰囲気に包まれていました。

稲荷神社の山頂から京都市内の展望をしばらく観賞したのち、再び歩き始めました。丘陵地帯の山々には桜や三葉躑躅などが咲いています。歴史深い面持ちの寺院、石碑が点在し、改めて京都は由緒ある都市だと認識しました。

大文字山に向かう山道は急登の連続でしたが、一同元気良く登り切りました。ここで特に印象に残ったのは火の付け方です。以前は、山の木を燃やしているとばかり思っておりましたが、「火床(ひどこ)」と呼ばれる烽火台のようなものを、点々と置いて形にし、その上に薪を組んで点火しているそうです。それは下山後、銀閣寺辺りからの大文字の形を確認したときに腑に落ちました。

2日目 天気予報は終日雨とのことでしたので、リーダーが歩行時間の少ない3日目の日程に変更し、出発。鞍馬駅に到着した際には雨は小降りとなりました。道も一部を除き平坦でしたので傘をさしながら歩くことができ、さほど苦にはなりませんでした。

到着した大原は美しく、静かな村落のように映りました。そこには有名な寺院三千院、寂光院があり、到着後有志の者で見学しました。

翌日のロングコースに備え、宿の温泉とすばらしい夕食を堪能して早めに就寝。

3日目 登山口付近で幸運にも美しい雄の雉を見、気持ち良く登山開始。今回の山行では一番の登りとなる最も山らしいコース。ひたすらの登りを攻略し、やっと本コース最高峰の水井山に到着。その後の山道はアップダウンの繰り返しでしたが、時には馬酔木のトンネルを通過したり、三葉躑躅、椿、山桜などの花々を見たりしながら楽しく歩みを進めることができました。比叡山に近づくに連れ寺院が見え隠れするようになり、釈迦堂、浄土院などの立派な佇まいを拝観した時は、さすが日本仏教各宗派の祖師高僧を輩出した地だと感銘を受けました。

二泊三日の山行の内、2日のロングコースと中日の雨にも関わらず、1人も落伍せず元気よく充実した山行を果たすことができたのは、事前に下見をし入念に準備したリーダー、そしてメンバー一人一人の努力の賜物かと考えます。次回残りの北山西部・西山を歩き、京都一周トレイルの完走を目指したい思いで一杯です。

投稿者    鄧 子丹

写真撮影者  鄧 子丹

千本鳥居の下を通過
番号付きの道標
清水寺付近の清水山
京都を紹介するリーダー
点在する寺院、石碑
大文字山山頂
銀閣寺付近で見た大文字と火床
哲学の道周辺の桜
鞍馬駅前
大原付近の風景
お世話になった大原山荘
当日最高峰の水井山
横高山で横高ポーズ
HIEZANにて、会心の笑顔!

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