2023.11.3 奥沼津アルプス B

山行名  奥沼津アルプス B

山行日  2023年11月3日(祝)

リーダー 吉野 誠

参加者  23 名

コース  原木駅=石堂橋ー茶臼山ー大嵐山ーP219mー大平山ー多比口峠ー鷲頭山ー志下峠ー志下公会堂前バス停=沼津駅

歩行時間 6時間25分 (休憩時間含む)

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本日は秋晴れ、雲ひとつ無い青空の下、無人駅の原木駅に集合。9:20出発。
伊豆半島を縦断する狩野川にかかる石堂橋を渡ると、河川沿いの道からは大きな大きな富士山がくっきり見えた。9:40石堂橋登山口から登山開始。始めは緩やかな木陰の道だがすぐに急な登りになった。登ること数分、茶臼山(128m)に着いた。ここから大嵐山に向け、いったん下ってから登り返す。思いのほか急な登りをぐんぐん登って大嵐山(191m)頂上に到着。
ここは明るい広場になっていて、展望デッキには望遠鏡、覗いてみると視界いっぱいに広がる富士山、頂上付近のジグザグの登山道まではっきり見えた。公園の柵の切れ目をよじ登り、太平山に向けて小さなアップダウン、大きなアップダウンを繰り返し歩く。楽なところはほとんど無い。岩や木の根につまづかぬよう、下の崖に落ちぬよう気をつけて歩く。分岐を右に行きそうになったが正しい道は左。ここから岩っぽい道が続く。細い岩尾根を過ぎると急な下りに梯子がついている。固定されてはいるが、どうやってこの梯子に取りつくのか、最初の一歩を踏み出すのが怖かった。急な岩場を頑張って下りたら目の前にはまた急登、やれやれ。
11:40登山道の中腹でやや平らな場所を見つけ昼食&休憩。太平山(地元では「おおべらやま」と読むらしい)まではさらに急な登り。木の根をつかみ岩をつかみして、13:10太平山頂上に着いた。356mしかないのにかなりの高山に登ったような気がする。次は鷲頭山を目指して下る。ひとつ山を登ったらいったん下ってから登り返すのが奥沼津アルプスのお約束。せっかく登ったのまた下るのと、ぶつぶつ言いながら歩き続け、14:15本日の最高峰、鷲頭山392mに到着。
頂上では桜の大木が迎えてくれた。桜の季節はさぞ美しいだろう。さらに下って登って小鷲頭山(330m)。午後になり日陰の山道はどんより暗い。しばらく歩くと巨大な岩。昔ここが海岸線だった頃の波に削られた大岩とのこと。自然は雄大だ。さらに下り明るい尾根道で視界が開け、ふと振り返ると今さっき登ってきた鷲頭山がぽっかり見えた。意外と高い。あんな山を登ったのねと小さな達成感。ここからの下りは長く険しい。落ち葉は滑るし、岩や木の根で歩きにくい。転ぶのはこんな時だと気を引き締めて歩く。車道が見えて住宅地に出た。お疲れ様と振り返ると三角の山。あれは何山?太平山かな。お椀を伏せたような三角の形が美しい。
奥沼津アルプスは急登・急下降の繰り返し、根気と体力を試される。しかし小さくかわいい山が続き、変化に富んで魅力的。低山なれど侮るなかれ。大きな富士山に見守られ、楽しい山行だった。

投稿者 キャサリン

写真撮影者 三苫昭雄

① 大平山山頂
② 鷲頭山山頂

 

③ ロープ連続の尾根
④ 梯子の下り
⑤ 鞍部で一息
⑥ ウバメガシ純林

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