2024. 5.12 畦ケ丸 C
山行名 畦ケ丸
山行日 5月12日(日)
リーダー 鈴木 武夫
参加者 25名(男性6名 女性19名)
コース 新松田駅=大滝橋一軒屋避難小屋ー大滝峠上ー畦ケ丸ー善六ノタワー西丹沢ビジターセンターバス停=新松田駅
歩行時間 6時間(休憩含む)
コメント 畦ケ丸という名前の由来は、山頂付近でよく見かけられる「馬酔木」(あせび)からこの名がついたという説と、遠くから見た景色が「塚」という意味の「畦」に似ている説の2つがありますが、いずれにしても趣と風情を感じる命名に感じてなりません。
大滝橋でバスを下車し、登山開始。しばらくは渓流歩きが続きます。豊かな水と新緑が予想以上に映えて気持ちよく、心に残る爽やかさでした。沢から離れ尾根道を進むと新緑が更に眩しく輝き、木の隙間から富士山が見えとても幸運な心持ちでした。歩を進め、畦ヶ丸避難小屋に到着。中を覗いてみるととても清潔な小屋でした。時間的にも丁度お昼時だったので、此処でわいわいがやがや楽しい食事を取りました。
避難小屋を出て間もなく畦ヶ丸山頂に到着しましたが、これと言った眺望は見られません。一方で辺りは広々としているので、ここで参加者全員で写真撮影したのち下山開始。下山ルートの楽しみは本棚の滝の大滝です。美しい滝のせせらぎと、マイナスイオンを浴びて身も心もリフレッシュした後、沢を幾度か渡って前進しました。西沢出合までに渡った橋を数えてみたらなんと28本もありました。中には傾いていたり、古くて壊れていそうだったりするものもあったため安全第一に、一人ずつ慎重に渡るようにしました。そして最後に待ち受けていた本山行の醍醐味は渡渉でした。渡渉を経験した人も、初めての人も渡渉の練習ができ、一同とても楽しめました。
私にとって、今回の山行でのもう一つのお目当ては丹沢地域で開花するシロヤシオでした。事前リサーチのところ、シロヤシオの花は白くて大きく、花全体としてはやや五角形に見えることと、葉が5枚あるため「ゴヨウツツジ」とも呼ばれるとのこと。また、敬宮愛子内親王のお印としての花が用いられているものもあります。期待していたほどシロヤシオは咲いていませんでしたが、何本かの品のある鮮やかなシロヤシオとミツバツツジ、各種ウツギの花等を見ることが出来ました。
今回は新緑とアドベンチャー気分な橋、そして渡渉を楽しむことができ、大変満足な山行となりました。来年は咲き誇るシロヤシオを見るためリベンジしたいです。
企画をしていただいたリーダーに感謝申し上げます。参加者の皆さま、お疲れ様でした。
投 稿 者 鄧 子丹
写真撮影者 鄧 子丹
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