2024. 8.08~09  尾瀬・中ノ岐沢小淵沢と迦葉山 C

山行名  尾瀬・中ノ岐沢小淵沢と迦葉山  

山行日  8月8日(木) ~ 9日(金)

リーダー 小泉 雪乃

参加者  8名

コース  1日目:沼田駅=迦葉山弥勒寺駐車場-胎内潜岩-迦葉山-迦葉山弥勒寺駐車場=尾瀬戸倉(泊)
      2日目:尾瀬戸倉=大清水駐車場-オモジロの滝-小淵沢田代登山口-中ノ岐沢小淵沢-
         小淵沢田代分岐-小淵沢田代登山口―オモジロの滝-大清水駐車場=沼田駅

歩行時間 1日目:3.5時間   2日目:10時間(休憩含む)

コメント 夏がく~れば思い出す♪とKさんの可愛い歌声が応援歌となり、尾瀬大清水駐車場を出発する。05:47。ここに全員無事に戻ってこられるのは何時間後だろうか。8時間後か、9時間後か、はたまたそれ以上か。スタートはいつも緊張する。
 沢登りの第一歩は、入渓地点迄の長くうんざりする林道歩き。今回は沢に一歩足を入れるまで約2時間歩く。入渓地点の橋にようやく到達し、身支度をする。いよいよのスタートに、もうドキドキ。踏み入れたら最後ここからは後戻りできない。登山道にあがることもできない。なにかあったらヘリ。皆も同じ心持かしらと顔を見ると、否、めっちゃワクワク顔でこれからの冒険に期待を膨らませている。そっか先ずは楽しもう。
 入渓地点は大岩がゴロゴロ。水は澄み切り冷たさは感じない。ピーカンな晴天とはいえないが、陽射しが木々と水面を輝かせている。沢仙人の先達のもと一行は遡行開始。緩やかな渓相から、ナメ床、大岩、滝など、沢の中はどんどん変化していく。連続する小滝を乗り越え進んでいくと、勇者達の前に大滝が立ちはだかる。ある大滝は、先人の踏み跡に従って高巻きし、またある大滝は、沢仙人の神通力で、あらたに高巻き作道して乗り越えていく。遡行中には、滑って転んでは当たり前、落ちたことでアッセンダーのありがたみを知る。 昨日の出来事はこのためだったのね。
 沢に入り4時間が経過。もう沢はお腹いっぱいなんですけど、道が恋しい。川幅が狭くなり目に見えて水量が少なくなってきた。あと少しあと少しと、長いあと少しを終えて笹薮におおわれている登山道に突き当たり終了。一息ついて、また長い林道を歩き、最後はトンボの襲撃をかわし、全員無事に大清水駐車場に帰還できた。15:55。10時間は疲れたけど楽しかった。今度はどこに行こうかねぇ…。
 さかのぼって1日目。猛暑ゆえ車内から出たくない。しかし、気持ちとは裏腹に車両はスムーズに迦葉山の駐車場に入って行く。せめて日影に駐車して。

 短時間で身支度を整え、登る気満々の我々。そんな高まる気持ちに、迦葉山弥勒寺伽藍内のお坊様の「山頂まで行くの?ヒルたくさんいるよ。地元の人も登らないよ。」とありがたい説法が水を差す。登山中、目線は常に地中からヒルが這い上がってこないか前の人の足下に向けられ進む。
 胎内くぐりを制覇した後、思ってもみなかった素敵な岩場の出現に、懸垂下降2回、アッセンダーの使い方の復習と実践を行い、明日の沢のための練習とする。というか、行わざるを得ない状況に陥った。結果、山頂は踏めなかったが、天狗様に見守られ無事下山。誰かさんの「あ~なんか楽しかったですね」の一言に笑いが生まれた。

投 稿 者 ゴマちゃん

写真撮影者 星さん  ミッちゃん  m姉さん

①勇者出発
②さぁ歩き始めだ
③そこは左岸からだよね
④左からだよね
⑤キラキラした順番待ち
⑥高巻き作道中
⑦沢仙人作道中
⑧ナメ床が続きます
⑨ホッと一息
⑩ラスボスは蜻蛉でした
⑪迦葉山の天狗様
⑫迦葉山奥の院

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