2024. 9.21 金剛の滝から広徳寺 D

山行名   金剛の滝から広徳寺 D

山行日   9月21日(土)

リーダー  北澤 秀三

参加者   14名

コース   武蔵五日市 = 小峰公園 - 金剛の滝 - 広徳寺 - 武蔵五日市

歩行時間 4時間(休憩含む)

コメント 
 今日は秋のお彼岸。猛暑も一段落し、薄曇りの小峰公園には、わずかに秋の気配があった。小峰ビジターセンターから桜尾根を登る。歩き始めの足慣らしには程よい傾斜で、整備されていて気持ちがいい。

15分程で馬頭観音に到着。ここから先は今熊山に続く山道だ。小峰公園最高地点(336m)を通過し、出発してから約1時間、金剛の滝分岐に到着。この先、段差の大きな階段をぐんぐん下り、沢のような河原に出たところで昼食をとる。

弁当を広げた先に見えるのが金剛の滝の小さな雌滝。右側に洞窟のようなトンネルがあり、足元を濡らしながら狭く暗い中を抜けると大きな滝、雄滝が目の前に現れた。落差18m。右には誰が彫ったのか、小さな金剛力士像がこちらを見ている。昔は静かな祈りと修行の場だったはずだ。マイナスイオンを浴びながら、しばし安らかな気持ちに浸った。

ここから向きを変え広徳寺に向かう。林道を下り視界が開けると遠くに茅葺の古い建物が見える。広徳寺の総門だ。数百年前の昔に舞い戻ったかのような錯覚にとらわれた。中に入ると、総門、山門、真っ直ぐ先に本堂が並ぶ。見上げると大銀杏が枝葉を広げ圧巻だ。裏庭に回るとタラヨウの巨木、池には睡蓮の葉が茂り、桃色の萩が咲き始めている。都指定天然記念物のカヤの木もある。1373年創建(室町時代)。後年この地を治めた小田原北条氏が再興したので本堂の家紋はもちろん三つ鱗。今は全てが静寂の中で眠っている。

今日の目的は3つ、滝と寺と彼岸花。残る彼岸花はどうだろうか。心配しつつ帰路を急ぐと、例年ほど多くはないが、ちょっとした斜面や道路脇で、猛暑に負けず頑張って咲いていた。ホットしながら秋川の流れを眺めつつ、武蔵五日市駅に戻った。目的を完遂し、良い一日になった。

投 稿 者  中澤正子

写真撮影者 中澤正子

桜尾根を上る
馬頭観音に到着
金剛の滝 雌滝の前で
金剛の滝と金剛仏
広徳寺総門
広徳寺本堂前で
路傍の彼岸花

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