2024. 9.18 インドアクライミング C

山行名  インドアクライミング

山行日  9月18日(水)

リーダー 綿貫 政夫

参加者  16名(女性12名、男性4名)

場 所  エナジー クライミング ジム 浦和店(さいたま市南区)

活動時間 4時間(休憩含む)

コメント 2016年IOC(国際オリンピック委員会)の総会において、2020年東京大会から追加競技に選ばれたスポーツクライミング。

2024年パリオリンピックは、高さ約4~5mのクライミングウォールに設置された突起物(ホールド)を、ロープなしで4つのルートを登る速さで競う「ボルダー」と、高さ約15mの壁を、ロープを使いながら制限時間内に登った高さを競う「リード」の複合で、女子は森秋彩選手が4位入賞、男子は安楽宙斗選手が銀メダルを獲得した。

ちなみにボルダーは、東京オリンピック当時は、「ボルダリング」と呼ばれていた。
ボルダリングは、大きな岩を意味する「Boulder(ボルダー)」を語源とするフリークライミングの一種で、インドアで安全が確保され、ロープを使わずに自分の体だけで登るスタイルのこと。

スポーツクライミングは、1980年代には競技として確立し、より安全を確保してスポーツ性を追求していくスタイルへと変わっていき誕生したのがスポーツクライミングで、同クライミングには、「ボルダリング」、「リードクライミング」、「スピードクライミング」の3種類がある。

本日は、さいたま市南区にあるクライミングジムに、インドア初めての方お二人と綿貫リーダー以下合計16名で、「ボルダリング」と上からロープで吊るされて登る「トップロープクライミング」の2つを重点に、緊張感の汗を全身にかきながら練習して来ました。

練習の最初は、綿貫リーダーからトップロープの練習に必要な用具(ハーネス、ビレイデバイス、カラビナ)の種類や使用方法の説明を受け、登る人(クライマー)と地面でロープを確保する人(ビレイヤー)の二人一組で行う際の双方の安全確認方法や、ビレイヤーの立つ位置の注意点、下降する際の声掛け方法や姿勢の取り方の指導を受けながら、参加者全員が2~4回の登降にチャレンジして来ました。

また、ビレイヤー未経験者を対象に、ビレイヤーに必要なロープ操作方法、ビレイデバイス(懸垂下降器)の扱い方法、クライマーが滑落した場合の止める方法等の基本を重点に講習を受講。 特にビレイヤーは、クライマーの動きを読んで次の行動を予測しながらロープを操作する方法が必要であり、その操作方法には、経験と訓練が必要である事を学びました。

その後、ボルダリング専用のクライミングウォールに移動して、ボルダリングの以下の基本を学び、各自でそれぞれ2~4回のボルダリングの練習をしました。

(基 本)
 1.ひとつの壁に1人が基本。
 2.登っている人の真下に入らない、登らない時はマットの外で待機。
 3.登る時の基本姿勢。
 4.課題(ルート)と呼ばれるコースの登り方。
 5.テープに「S」や「スタート」などと書かれているホールドから両手でスタートする。
 6.テープに「G」や「ゴール」と書かれているホールドを、両手で掴んでゴール。
 7.降りる時は、どのホールドでもいいので、しっかりホールドを掴んで、足を置く場所を確保しながら降りる。

ボルダリングは、初心者でも気軽に始められるスポーツであるが、決められたルート(課題)を、いかに落下せずに効率よく登りきれるか、そんなシンプルな所が魅力でもあり、それこそがとても奥が深く、ハマってしまう部分であることも分かりました。

ボルダリングの指標となるのが「グレード(課題の難易度)」であるが、ジムのグレードは、それぞれの施設で違うそうで、日本は6級から6段の12のグレードに分かれており、ホールドも大小さまざまな形があり、ホールディング(持ち方)テクニックも、「ガバッと掴める・ガバ」など多くのテクニックがあり、バランスよく登るためには腕の使い方が重要であるが、足のパワーを効果的に使えるフットワーク(足の使い方)を覚えることも大切であることが分かりました。

是非、インドアクライミングに興味があり未経験者は、登山の基本トレーニングの一環としてチャレンジしてみて下さい。

投 稿 者 渡辺 清道
写真撮影者 渡辺 清道 

①トップロープ装着用具の安全確認
②トップロープのクライマーとビレイヤー
➂トップロープのクライミング
④ボルダリングの基本説明
⑤ボルダリング練習
➅集合写真

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