2024.10.30-31 裏磐梯五色沼 D
山行名 裏磐梯五色沼 D
山行日 10月30~31日(水~木)
リーダー 重松 照雄
参加者 25名
コース
1日目:猪苗代駅 =(会津バス)五色沼入口 - 五色沼散策 = 裏磐梯桧原湖畔ホテル泊(ホテルのマイクロバス送迎)
2日目:裏磐梯桧原湖畔ホテル(ホテルのマイクロバス送迎)= 八方台登山口 - 中の湯跡 - 銅沼 - 裏磐梯登山口 - 裏磐梯高原駅(会津バス)=猪苗代駅
歩行時間 1日目:実動3時間、2日目:実動4時間
コメント
1日目。裏磐梯高原行のバスは観光客で超満員だ。五色沼入口で下車し、磐梯山の麓を毘沙門沼(五色沼のひとつで一番大きい)に向かう。岸辺を歩き始めた頃から霧雨になり、私たちはしっとり濡れながら赤や黄の落ち葉を踏みしめ五色沼を巡る。五色というのは、湧き出す酸性の鉱泉が陽の光の角度によって濃淡がでて、色が変わってみえるとのこと。一周したところで風雨が強くなり1日目はこれで終了。桧原湖遊覧も中止になった。
2日目、快晴。八方台登山口から出発。紅葉が陽を浴びて輝いている。すれ違う登山者はまばらであたりは静まりかえっている。リーダーが時折吹く熊笛だけが響き渡る。しばらく歩くと中の湯跡にでた。湯屋は潰れ風化している。ここまではなだらかな登りだが、この先は磐梯山頂上方面と、私たちの目指す銅沼(あかぬま)へ降る道に分かれる。
雨後の下りは怖い。足元は滑り、ぬかるみ、木道は傾き、急下降ありで最大限の注意が必要だ。ようやく遠く木々の向こうにちらりと光るものが見えてきた。黄銅色に輝く沼、「銅沼」だ。1888年の磐梯山噴火でできた火口湖で、黄銅色に見えるのは沼の水が強酸性だからだそうだ。沼を囲むように磐梯山、山体崩壊の様子が岩肌に残る。自然が描く絵画のようだ。
美しい景色を眺めながら、ここでゆっくり昼食をとる。午後は裏磐梯登山口へ向かう。途中からのスキー場降りでは、遠く眼下に山体崩壊でできた桧原湖と外輪の山並みが見える。平地にたどり着いてからはバス停まで、紅葉の道を仲間と楽しく語らい歩いた。高級ホテルのあるエリアまで来て、コンクリートの立派な建物や外構を目にし、急に現実世界に引き戻された。気がつくと山行は終了。
1日目は紅葉狩り、2日目は紅葉登山、宿泊先の温泉も良かった。心行くまで秋を味わった2日間だった。
投 稿 者 中澤正子
写真撮影者 中澤正子