2025. 1.16 仏果山・高取山 C

山行名  仏果山・高取山  

山行日  1月16日(木)

リーダー 吉野 誠

参加者  11名(女性6名、男性5名)

コース  小田急 本厚木駅 = 土山峠バス停 → 経ヶ岳分岐 → 仏果山 → 宮ケ瀬越 → 高取山 →
     愛川ふれあい村 → 半原バス停 = 本厚木駅

歩行時間 5時間25分(休憩を含む)、約9km

コメント 神奈川県北西部に位置する丹沢は、東西約40km、南北約20kmの範囲に広がっており、1921年(大正10年)に起きた関東大震災の震源地に近かったため、山崩れの痕跡が現在でも残っていると言われている。 丹沢エリアは、東丹沢と西丹沢とに分けられており、ハイカーに人気の大山や塔ノ岳は東丹沢エリア、好天なら山頂から富士山が見える檜洞丸や菰釣山(こもつるしやま)などは、西丹沢エリアに含まれる。

 その東丹沢エリアの北部に位置する仏果山(ぶっかさん・747m)は、丹沢の東縁を流れる中津川に沿って形成された山稜の一峰で、北西に高取山(半原高取山・705m)、南東に経ヶ岳(633m)を連ねている。 仏果山の山名は、清川村煤ヶ谷(すすがや)の正住寺(しょうじゅうじ)を開いた仏果禅師(ぶっかぜんじ)が、この山で座禅修行をしたことに由来すると言われている。

本日は、朝から薄曇りで北風もほぼ無く、冬の登山日和であったが、集合場所の本厚木駅までの小田急電車が、約20分余りの遅延が発生し、リーダーやSLの方々は、「何とか間に合って欲しい」と祈念していたが、参加予定者3名の方々を残してバスは定刻の8時40分に発車。(残念!)

 本厚木駅からは、1時間に1本の神奈川中央交通のバスで約45分。 2000年12月に完成した宮ケ瀬ダム建設によって出来たダム湖である宮ケ瀬湖に近い土山峠バス停で下車して、本日の山行が始まった。

土山峠登山口で、リーダーから「ストックを使用する方は、ここからストックを出して使用して下さい」とアドバイスがあり、登山口からいきなり急登が始まった。 広葉樹の葉が落ちて枯れ葉が積もった階段の急登は、尾根道まで続き、途中に小さなシモバシラ(霜柱・氷花とも言う)も発見して、約1時間でようやく尾根道へ到着。

その後も、階段の急登、小ピーク、左右が切り立ったヤセ尾根、そしてまた急登、小ピークを繰り返しながら、ようやく正午前に仏果山の山頂に到着。 747mの低山ながら、なかなか手ごわい登りであった。 

平日のためか閑散として、陽射しの温もりのない山頂で約20分の昼食後、山頂に設置された約15m余りの鉄塔の展望台に上り、360度の大パノラマビューを堪能。 薄曇りではあったが、北側は中央線沿線の山々から奥多摩の雲取山、雪を被った日光市の男体山、

そして都心の超高層ビル群、南は江の島からその先は房総半島まで見渡せる事ができ、

良い意味で期待を裏切る素晴らしい展望に、「あれがスカイツリーだよね。 白内障は大丈夫だよね」等と冗談を言いながらしばし展望を満喫。

その後、仏果山から北西の高取山までは、急坂、左右が切り立ったヤセ尾根、ロープのある岩場が断続する山稜を宮ケ瀬越まで下り、その先から山稜を登り返して行くと、高取山の頂上に到着。 この頂上にも鉄塔の展望台が設置してあったが、小休憩の後、北東にある半原バス停まで約1時間40分歩いて、本日も誰一人も遅れることもなく、全員無事に下山致しました。

本日の参加者の感想も、「少しスリリングなやせ尾根や岩場もあったけど、良く整備されたコースだよね」、「奥多摩の展望の良い山々や塔ノ岳にも負けない素晴らしい展望だよね」等とのコメントもあり、春は新緑とヤマツツジ、秋は紅葉の美しいコースになると思いました。

最後に、本山行を企画して頂いたリーダーとSL2名の方々に、心より御礼と感謝を申し上げます。

投 稿 者  K.W

写真撮影者 K.W  N.H

シモバシラと急登

展望台と山頂標識
男体山と都心ビル群
仏果山とヤセ尾根

仏果山集合写真
高取山集合写真

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