2025. 2.01 第2回多摩百山 小峰公園から雹留山 D

山行名  第2回多摩百山 小峰公園から雹留山 

山行日  2月1日(土)

リーダー 加納 里香

参加者  40名(女性29名、男性11名)

コース  JR武蔵五日市駅 ⇒ 小峰公園バス停 → 網代城山 → 網代弁天山 → 雹留山 → 上戸吹
バス停 ⇒ JR八王子駅・秋川駅

歩行時間 4時間40分(休憩を含む)

コメント 東京都八王子市北部からあきる野市にまたがり、標高200~300mの緩やかな秋川丘陵が続いている。 この丘陵は、多摩川の支流である秋川の南に位置し、あきる野市と八王子市の境界線となっている。 同丘陵には、多摩百山の一つである網代城山(あじろしろやま・331m)と雹留山(ひょうどめやま・270m)、及びその途中に弁天山(べんてんやま・292m)が連なっており、春には鮮やかな濃紅紫色の花色で知られているムラサキヤシオツツジなどが咲き、秋には栗拾いなどができるハイキングコースともなっており、東京都の自然公園に指定されている。

 本日は、広く晴れた登山日和でしたが、朝の冷え込みが身に染みる寒さのなか、東は柏市や流山市、西は藤沢市や横浜市から参加された方々を含めて、武蔵五日市駅をバスで出発。 同駅からバスで5分の小峰公園バス停で1班から3班に分かれて、秋川丘陵の3つの山を、ほぼ予定のコースタイムで縦走後、上戸吹バス停へ下山しました。 

その後、同バス停からJR八王子駅行きのグループとJR秋川駅行きのグループに分かれて解散し、それぞれ全員無事に帰途に着きました。

網代城山は、15世紀中頃は農山村の地侍(武士)が村単位の自営権力を保持するために利用していた小規模な山城で、小峰公園バス停から登山口までは少し分かりづらい車道を歩いた後、登山口から歩調の合いづらい急登の木製の階段を登って山頂に立つと、山のたもとを流れる秋川と、すそ野に広がる畑の先に所沢市方面の展望が素晴らしい所であった。

その後、道標に従い弁天山を経由して、やや下りながら山腹を巻くような道を進むと、弁天山の真下にある江戸時代から続く貴志島神社(きしじまじんじゃ)の奥の院である洞窟を見学。 同洞窟は、中に入れる岩穴で、1477年の紀年銘がある石造大黒天像と毘沙門天石像があり、少し探検気分を味わった。

同神社で昼食後、一旦車道に出て雹留山方面に向かう。 左右に東京五日市GCが見える車道を登って行くと、途中の旧鎌倉街道沿いに、鎌倉武将畠山重忠が馬をつないで休憩したと言われる「駒つなぎの石」を見学して登って行くと、雹留山の山頂に到着。 同山頂には、群馬県の榛名山神社から分社した社があり、リーダーからその社と山名の言われの説明を受け、その昔、養蚕の盛んな八王子市の農家では、雹による桑の被害を防ぐために、北西から吹いてくる雹雲の通り道であった雹留山が重要な山であったことを理解して、上戸吹バス停へ下山。

本日のコースは、東京都が多摩地区の丘陵地域に整備した「かたらいの道」と呼ばれるハイキングコースの一つのため、道標は整備されているが、少し分かりづらい所もあるものの比較的に歩き易く、フユイチゴの実やテイカカズラの綿毛、アリドオシの赤い実も見ることができ、春の桜の季節や秋の紅葉時期が楽しみなコースであると思った。

最後に、本山行の為に、新春の1月にSLと共に2回も下見をして、コース状況の確認をして頂いたリーダーとSL3名の方々に、心より感謝申し上げます。

投 稿 者  K.W

写真撮影者  K.W、R.K

①網代城山
②弁天山と洞窟
➂駒つなぎの石と雹留山
④第1班集合写真
⑤第2班 集合写真
➅第3班集合写真

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