2025.4.5 旧碓氷峠越え B
山行名 旧碓氷峠越え
山行日 4月5日(土)
リーダー 佐野 久志
参加者 15名(男性4名、女性11名)
コース 横川駅-碓氷関所跡―アプトの道-めがね橋(旧碓氷第三橋梁)-ご巡幸道取付き-旧中山道-皇女道分岐-皇女道-旧碓氷峠・熊野神社-見晴台=軽井沢駅
歩行時間 約6時間
コメント 横川駅を出て間もなく、石の階段を登ると碓氷関所跡の門が立っている。幕末に廃止された当時の、焼け残った門柱が今も残されているとのことで、確かに上部に焦げた跡があり、往時の混乱を垣間見せてくれた。
その後、アプト式鉄道の線路跡が遊歩道になっていて、めがね橋の先まで整備されている道を歩いた。途中レンガ作りの丸山変電所や、めがね橋を眺めた時、関所のあった江戸から鉄道敷設の明治に大きく時代が変わっていったのを目の当たりにしたようで感慨深いものがあった。
特にめがね橋は、日本最大級の4連アーチ式鉄道橋で、橋桁の下から見上げる堂々たる姿には圧倒された。
私達にも詳しい解説してくださったボランティアの方は、土日におられるので、ぜひ訪れてほしい場所だ。
めがね橋の上で昼食後は、旧中山道を経てゴールの熊野皇太神社目指して山歩きが始まった。天気も良く山行には気持ちの良い午後である。ところどころ落葉が水分を含んでズブズブになっていたが、総じて緩やかな登りで歩きやすい登山道である。皇女和宮が輿に乗って京から江戸へと来る途中の道も通り、お供の者一万人という話を聞いたが、登山靴などない時代の苦労を偲んだ。
熊野皇太神社は長野県と群馬県の県境にあり、面白いことに両県に隣り合わせで賽銭箱が設置されている。皆、両方に投げ銭をしていて、ダブルインカムだなぁなどと不信心なことを考えてしまった・・・
最後に立ち寄った見晴台からは、表・裏の妙義はもちろん秩父の山々などが見渡せ、皆目を輝かせていた。歴史と自然の両方を楽しめた、贅沢な山行だった。
投 稿 者 越智貞子
写真撮影者 飯塚 佐和子 ay