2025. 5. 03 武川岳〜武甲山 A

山行名  武川岳〜武甲山     

山行日  5月3日(土)

リーダー 加納 里香

参加者  21名

コース  芦ヶ久保駅→二子山→焼岳→蔦岩山→武川岳→妻坂峠→大持山→子持山→武甲山→不動湧水→浦山口駅 

歩行時間 10時間

コメント 今回の山行はサブプーの方々から「長いやつ」と言われ、サブプーの先生からも大丈夫ですか、と心配されましたが、……当日は昨日までの雨と寒さから一転、雲1つない快晴のもと、芦ヶ久保駅から始まりました。秩父の7座を登頂するというロングコースです。
21名を3班に分けました。最初の難関が、二子山の雌岳の手前の急登。ロープで登って行きますが、前日の雨でぬかるんで、後ろの人たち、特にたいへんだったのですが、3班は、健脚揃いで乗り越えてくださいました。

二子山、焼岳と続き、焼岳からは今日最後に登る武甲山がよく見えました。

さて、武川岳までが、長い長い。途中立ちはだかる壁のような登りを見ると心が折れそうになった時は、「見て、さっき登った二子山があんなに遠くに見える」「私たち、頑張ってる」と皆で励ましあって、ロープの登攀など次々乗り越え武川岳に着きました。

下見の時、武川岳でリタイアの人が出たらサブリーダーの〇〇さんが名郷バス停に付き添って帰ってもらおう、とか名郷バス停の時刻表など用意して、リタイアに備えていたのですが、誰も「ここでアウトです」と言われない。全員、この先も進むんだ、と素晴らしい。

武川岳で昼食を取り、妻坂峠へ。せっかく登ったのに妻坂峠へは急下降。ここから大持山への登りが本当にきつい。冬はアイゼン履いても滑る滑るの急登です。くじけそうになった時は、「振り返ってみて、こんなに登った」「私たち、できる」と声掛け合って、大持山着きました。ここからの尾根歩き、前日の雨でアカヤシオ落下も見られましたが、まだまだ多くのアカヤシオ残ってくれていた。おひさまの光を浴びて美しい!子持山から、下降して底のシラジクボに到着。あとは、武甲山へのつづら折りの登り。途中、「休憩しますか?」と声をかけると、「登ってしまいます」何と元気な。もちろん休憩する人もいましたが、登りきって、武甲山の鳥居が見えた時は、ほっとしました。鳥居をくぐりながら、皆、無事登れた感謝を武甲さまに伝え、展望台へ。さらに「長いやつ」の下りが続きます。前日の雨で滑りやすい木の根っこに気をつけ降りると最後の関門。道路崩落で、2箇所渡渉あり。前日の雨で増水している所を慎重に渡っていきます。不動湧水で武甲山のありがたいお水をいただいて浦山口駅到着。19時39分の電車に乗れました。

サブリーダーの方々、本当にお世話になりました。皆を引っ張っていってくださいました。そして参加者全員、励ましあって、声掛け合って全員、7座制覇。素晴らしい山行でした。ありがとうございました。

それから、出会った花たち、藤の花、アカヤシオ、ミツバツツジ、名残のカタクリ、ガクウツギ、ヒメウツギ、ニリンソウ多くの花になぐさめられました。スミレ類もかわいい。タチツボスミレ、エイザンスミレ、コミヤマスミレ……

山路来て何やらゆかしすみれ草(芭蕉)

写真

焼岳にて
(最後に登る武甲山が写ってます)
武川岳にて
武甲山にて
増水した川を渡りました
アカヤシオ
名残りのカタクリ
ヤマブキソウ
コミヤマスミレ

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