2025.7.5 日和田山(子供岩) C
山行名 日和田山(子供岩) C
山行日 7月5日(土)
リーダー 岡戸 真二
参加者 10名(男性3名 女性7名)
コース 高麗駅―鹿台橋―子供岩―鹿台橋―高麗駅
歩行時間 5時間(休憩含む)
コメント この日の子供岩は、前日の雨の影響で湿っていました。私にとっては初めての岩トレーニングでしたが、リーダー達も「こんなに岩が湿っているのは初めてだ」と少し心配の言葉を漏らされていました。
最初にサブリーダーから「登山用語には各国の言葉が混じっているので的確に覚えることが大切である」ということや、岩トレは命に係わるためにすごく重要な訓練であることを教わりました。
次にロープワークの基本練習です。以前ロープ講習で習ったはずなのに大方忘れていて少し苦労しましたが、やがてできるようになりました。「これは帰宅後に復習しなくては」と密かに思ったのは言うまでもありません。
いよいよ本題のクライミングのスタートです。サブリーダーが完璧な昇り降りを披露されました。「私にこれができるのか」と不安な気持ちになりましたが、「思い切らないと登れない」と考え直し、無謀にも一番に登りました。足をかける箇所はもちろん、手を置く箇所も解らず、リーダー達の声掛けの中で一生懸命手足を動かしました。体を動かすだけでなく、頭を使いながら試行錯誤の末にようやく登りました。
けれども真ん中ぐらいで力尽きて途中で断念。そして、下りる時に手を離してお尻を浮かせる体勢を取らなければなりませんが、本当に怖かったです。何とかして着地して気持ちを落ち着かせ、他の参加者の昇降を見学しました。皆さんとてもお上手で感心しました。三コースのロープが張られて各自が何度も練習しました。私も左右両端のコースは登り切ることが出来ました。昼食前にリーダー達に登り方のお手本を見せていただきましたが、足を大きく上に伸ばすコツと技術が必要だと思いました。
休憩後は、懸垂下降の訓練でした。岩で始める前に、横にある斜面からの練習です。午前と同じようにまたロープの半マストの結び方に四苦八苦いたしました。しかしこれを疎かにすると事故に直結するため、万全を期して皆さんが何度も教わりました。
そして最後は、いよいよ5メートルの高さから降りる訓練です。セルフビレイをし、ロープをハーネスにセットします。準備が整い下を見た瞬間の恐怖は忘れられません。「とにかく早く降りないと恐怖は続く」と思い直し、体を空中に浮かせました。午前の練習のおかげか何とか体勢を維持することができました。
リーダー達からは「岩に対して足のつま先でなく足全体を使う」というアドバイスを受けて、無事着地することができました。「怖かったけど、やればできるんだな」と感慨深い気持ちになりました。もう一度トライしてそれも何とかクリアできました。他の参加者達も幾度も練習を重ねていました。綺麗なL字体勢や、降りる時の足の置き場を見学するのも大変勉強になりました。
お昼前後に小雨が降り天候が心配されましたが、その後回復して何事もなく無事下山することができました。
今回は「湿った岩のため難しかった」と皆さんが話されていました。私は初めての訓練だったため、その難しさの度合いがあまり理解できていませんでしたが、次は乾いた岩でトレーニングしてみたいと思います。
当日ご指導頂いたリーダーやサブリーダーの方々には、感謝の言葉しかありません。私のような初心者にも的確にわかりやすく指示を出していただき、無事に訓練を終えることができました。また、当日ご一緒した皆さんともまたどこかで山行などをご一緒したいと思います。皆さま、ありがとうございました。
投 稿 者 S
写真撮影者 a.y , AYO