2025.9.6 唱歌「鎌倉」の歌詞を歩く(前編)
山行名 唱歌「鎌倉」の歌詞を歩く(前編) D
山行日 9月6日(土)
リーダー 藤田幸子
参加者 9名(男性1名 女性8名)
コース 七里ヶ浜駅―七里ヶ浜―稲村ヶ崎―極楽寺坂―長谷寺―大仏―鎌倉駅
歩行時間 4時間(休憩、参詣含む)
コメント 先ずは、七里ヶ浜の海辺に下りて、ユーチューブの唱歌「鎌倉」の歌声を、スマホで流しながら、全員で合唱してから山行を始めました。
唱歌「鎌倉」の歌詞を歩くの前編は、新田義貞の渡渉伝説で知られる稲村ヶ崎から、古戦場の極楽寺坂を越え、長谷の観音様と大仏様を参詣するまでの行程でした。
大仏を詠んだ与謝野晶子の「かまくらや みほとけなれど 釈迦牟尼は 美男におはす 夏木立かな」という有名な歌碑があります。先月の「鎌倉ぼんぼり祭り」山行で訪れた、江の島には、「さながらに 生けるが如く 見まつりぬ 御神ながらも 肌ゆたかなり」と妙音弁財天の美しさを讃えた、沼田頼輔(らいすけ)の歌碑がありました。この二つの歌は、女性が男神を詠み、男性が女神を詠んだ好一対の歌と言われています。
鎌倉は、そこかしこに「歴史と文化」が潜んでいます。訪ねた先々で、それらを垣間見ると、鎌倉山行の楽しみも増すことでしょう。
文部省唱歌「鎌倉」 作詞=芳賀矢一 作曲=不明
1 七里ケ浜のいそ伝い 稲村ケ崎名将の剣(つるぎ) 投(とう)ぜし古戦場
2 極楽寺坂 超え行けば 長谷観音の堂近く 露座(ろざ)の大仏 おわします
3 由比の浜べを 右に見て 雪の下村 過ぎ行けば 八幡宮の 御社(おんやしろ)
4 上(のぼ)るや石のきざはしの 左に高き大銀杏 問わばや遠き 世々の跡(あと)
5 若宮堂の 舞の袖 静のおだまきくりかえし かえせし人(ひと)を しのびつつ
6 鎌倉宮にもうでては 尽きせぬ親王(みこ)のみうらみに 悲憤の涙 わきぬべし
7 歴史は長き7百年 興亡すべてゆめに似て 英雄墓(えいゆうはか)はこけ蒸しぬ
8 建長円覚古寺(ふるでら)の 山門高き 松風に 昔の音(おと)や こもるらん
投 稿 者 藤田幸子
写真撮影者 藤田幸子